フェラーリ、最後尾争う大不振。ビノット代表は「パワー不足だけが原因じゃない」と弁明
F1第7戦ベルギーGPのフリー走行で下位に沈んでいるフェラーリ。マッティア・ビノット代表は、チームが抱えている問題はストレート速度不足だけではないと語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
今季開幕からパフォーマンス不足に苦しんでいるフェラーリだが、F1第7戦ベルギーGPではこれまで以上の不振に陥っている。FP2ではシャルル・ルクレールが15番手、セバスチャン・ベッテルが19番手。FP3でも状況は改善できず、ルクレールが17番手、ベッテルに至っては20番手と最下位だった。
パワーの重要度が高いスパ・フランコルシャンでの苦戦はある程度予想されていたものの、チーム代表のマッティア・ビノットはタイヤをうまく機能させることができていないことも、この不振の一因だと明かした。
「我々はタイヤを機能させるのに苦労している」
金曜日の走行を終えた段階で、ビノットはそう話した。
「我々はブレーキングと加速の両面でグリップ力が不足している。全体的にクルマにパフォーマンスが不足しているんだ。ドライバーもグリップ不足を訴えている」
「それは我々のクルマのポテンシャルを示していない。他のクルマとの相対的な競争力を比較すると、通常通りのポジションではないと思う」
「両方のクルマが同じ状況なので、ドライバーは関係ない。タイヤを正しく機能させるためのセットアップができていないんだ」
フェラーリは、初日の走行でマシンのダウンフォースレベルを変え、競争力のあるパッケージはどんなものなのかを探っていた。しかし、タイヤの問題によりストレートとコーナーで遅くなっている可能性があったため、何が最善なのか、結論を出すのが困難になったと述べた。
「タイヤを機能させられず、グリップがなければ(ダウンフォースを増やしても)セクター2を速く走れない。結果として3つのセクター全てで遅くなるんだ」
「やるべきことはたくさんあり、週末の残りの時間でその対処に取り組む」
FP3でも問題が改善された兆候が見えなかったフェラーリ。昨年ベルギーGPでフロントロウを独占したチームが、予選Q1で敗退する危機に直面している。
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