フェラーリ代表、ミス続くもサインツJr.を信頼……課題は「トップで戦うプレッシャーをコントロールすること」
フェラーリのマッティア・ビノット代表は、F1エミリア・ロマーニャGP予選Q2でクラッシュを喫したカルロス・サインツJr.は「トップで戦うプレッシャーをコントロールすること」を学ぶ必要があると考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリでチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1エミリア・ロマーニャGPの予選Q2でクラッシュを喫したチームのカルロス・サインツJr.は「トップで戦うプレッシャーをコントロールすること」が求められると語った。
サインツJr.はダンプコンディションの中行なわれた予選Q2で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2番手タイムをマークしていたものの、ターン18でリヤから流れクラッシュとなった。
すでに計測していたタイムによってQ3に進出とはなったものの、クラッシュにより出走はできず、スプリントレースを10番手から迎えることとなった。
サインツJr.は開幕3戦の予選とレースの両方でチームメイトのシャルル・ルクレールに後れを取り、前戦オーストラリアGPでのリタイアもあり、38ポイント差をつけられている。しかしビノット代表は、特に問題はないという。
「私は問題があるとは思っていない」
「確かに、適応していくことは必要だ。彼はいくつかミスを犯したから、重要なことだ」
「でもそれ以上に、彼は自分自身を向上させているし、どんどん速くなっているのだ」
「彼がドライブしていた時、彼は本当に速かった。残念なのは、彼がコースオフした時、限界までプッシュするタイミングではなかったということだ。彼自身もよく分かっている」
「プレッシャーをコントロールすることに尽きると思う。おそらく、彼はキャリアで初めて、最高の順位を争える速いマシンを手にしたのだ」
「彼はただそれに慣れる必要があるんだ。彼はとても早く適応してくるだろう。私は彼がどれだけ賢く、どれだけプレッシャーに対処できるかは理解している」
Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Carlos Sainz Jr., Ferrari F1-75
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
またフェラーリは先週、サインツJr.と2年の契約延長を発表。ルクレールも長期契約を結んでおり、2024年までドライバーラインアップが固まっていることが明らかな利益をもたらすとビノットは考えている。
「なぜ2年延長なのか? まず我々は彼にとても満足しているし、彼がチームに馴染み、パフォーマンスを発揮しているからだ」と彼は言う。
「そして彼は期待に答えてくれている。単純なことだ」
「我々も彼と一緒に(新しい)契約をスタートができて、とても、とてもハッピーだ。そして、それは前に向いて進むための正しい瞬間だった。(契約を)更新し、延長することで、チームにも適切な安定性を与えるようなモノだと思う」
「我々のドライバーたちは、2024年末まで確定している。そして我々はそれを元にすることができるのだ。そしてフェラーリとしての我々の主たる目的は、未来に向けた基盤を作っていくことだと思う」
「そのラインナップでも、我々の持てる最高のモノになっている」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments