バルテリ・ボッタス、メキシコGPスタート直後「もっと良い仕事ができたかもしれない……」と認める
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1メキシコGPのスタート直後に、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに対してより上手いディフェンスができたかもしれないと認めた。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1メキシコGPをポールポジションからスタートしたものの、ターン1までにレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに先行されてしまった。この動きについてボッタスは、もっと良い仕事ができたはずだと認めた。
ボッタスはメキシコGPのスタートでまずまずの動きだしを見せたが、3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンがアウト側に動き、イン側に進路を取ったチームメイトのルイス・ハミルトンも含めた3ワイドになった。この時、フェルスタッペンがレコードライン上にいたため、ターン1へのブレーキングを最も遅らせることに成功。フェルスタッペンが一気に首位に立つことになった。
ボッタスはその直後、マクラーレンのダニエル・リカルドに追突されてしまってスピン。最後尾付近まで順位を落とすことになり、結局ポイントを獲得することもできずレースを終えることになってしまった。
一方首位に立ったフェルスタッペンは、その後レースを圧倒。ハミルトンを寄せ付けず、完璧な勝利を手にした。
レース後にハミルトンは、ボッタスはフェルスタッペンに対してターン1でスペースを与えすぎたと批判。ただその後月曜日にハミルトンは、自身のSNSに今季のボッタスのチームに対する貢献を賞賛するコメントを投稿。発言の厳しさを和らげようとした。
ボッタスはサンパウロGPの木曜日に、メキシコGPのスタート直後の動きについてコメント。もっと別のことができたかもしれないと認めたが、それでもフェルスタッペンを完全に押さえ込むことができたかどうかは分からないと語った。
「自分自身に正直であるならば、もっと別のことができたかもしれない。でも、それを後から言うのは簡単だ」
そうボッタスは説明した。
「しかしその瞬間、僕は正しい決断をしていると思った。でも後から考えれば、マックスをブロックするか、彼がアウト側に進路を取るのを防ぐ方法があったかもしれない。でもそうすれば、彼はイン側に飛び込むチャンスがあったかもしれない。分からない」
「それは考えられることのひとつだ。でも現時点では、僕は最善を尽くしたつもりだ。それが、僕ができることの全てだ。そして当時のビデオも見返した」
「もし再び同じような状況に陥ったら、もっと良い仕事ができたかもしれない。あるいはそうではないかもしれない」
結果自体は、ボッタスにとっては残念なモノとなったメキシコGP。しかし予選でポールポジションを獲得したペースを考えれば、励みにはなると考えているという。
「メキシコの土曜日は、僕にとっては良い1日だった。メキシコでポールポジションを獲得したんだから、それを目指すことができない理由は見つからない」
「そういう走りをするのが目標であるべきだ。でも、ブラジルでは週末のフォーマットがいつもとは少し異なるからね。また日曜日にも、もっと集中力を高める必要がある」
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