9番手から追い上げのボッタス、苦しい展開を予想「フェラーリやマクラーレンは抜くのが難しい」
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1アメリカGPでフェラーリやマクラーレンを抜くのは難しいと認め、9番手からのリカバリーは難しいかもしれないと話した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第17戦アメリカGPの予選で4番手に留まった。新しいエンジン(ICE)を投入したことによるグリッド降格ペナルティにより、決勝レースは9番グリッドから追い上げることになる。
チームメイトのルイス・ハミルトンは2番グリッドで、レッドブル勢に挟まれるような形となっている。ボッタスがハミルトンのタイトル争いを直接援護するためには、アルファタウリのピエール・ガスリーやマクラーレン2台、そしてフェラーリ2台を攻略していかなくてはいけない。
motosrport.comの取材に応えたボッタスは、コンストラクターズランキング3番手を争うマクラーレンとフェラーリのマシンを抜いていくのは難しいと語った。
「彼らは確かにオーバーテイクするのが簡単なクルマではない」
「昨日の感触では、後ろを走るクルマがついていくのはかなり難しかった。でも2ストップのレースになりそうなので、戦略次第では2回以上のチャンスがあると思う。どうなるかは分からないけど、チャンスがあるはあるはずだ」
ボッタスは予選Q3の最終アタックが、理想的なモノではなかったと認めた。
「もちろん可能な限り上位を目指したけど、Q3の2回目の走行で、最終セクターがかなり混乱してしまった。フロントがロックしたりアンダーステアが出たりして、かなりタイムをロスしてしまった」
「最初のアタックはまずまずだったけど、セクター3はあまり良くなかった。だから9番手からスタートすることになったんだ」
アメリカGPは2014年以降、メルセデスが毎年ポールポジションを獲得し、ハミルトンが4勝、ボッタスが1勝を挙げている。メルセデスお得意のサーキットだ。それだけに、今季もメルセデスが優位だと考えられていた。
しかし予選ではマックス・フェルスタッペンがハミルトンに0.209秒差をつけてポールを獲得。3番手のセルジオ・ペレスもハミルトンに0.015秒差に迫るなど、レッドブルが好パフォーマンスを見せた。
ボッタスは、レッドブルのペースは金曜日の時点では驚くべきものではなかったが、土曜日にかけて大きく前進したと考えている。
「金曜日の彼らは問題はなさそうだったけど、驚くほどでもなかった」とボッタスは振り返った。
「僕としては、マシンのフィーリングは昨日よりもずっと良かったが、それでもレッドブルはパフォーマンス面で大きな進歩を遂げており、今日は間違いなく彼らが優勢だった。でも、レースペースは似たようなものだと思う」
ここ4レースで3度、パワーユニット(PU)のコンポーネントを交換したことによるグリッド降格ペナルティを受けているボッタスだが、残された2基のPUでシーズンを乗り切りたいと語った。
「最近のレースでは何度も不運に見舞われている。でも、少なくとも今は5グリッドのペナルティで済んでいる。でも1ポイントを争っているときには助けにならないし、より難しい状況になる。でも、今年の残りのレースがペナルティなしでうまくいくことを祈っている」
「問題が何であるかは分かっているけど、それは少しずつ違っていたり、ほとんど同じだったりする。適切な解決策はまだないけど、少なくとも僕がここで使用しているPUには問題がない」
「また、もうひとつプールしてあるPUもまだ新しいから問題なく機能している。だからこの2基で最後まで頑張りたいと思っている」
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