バルテリ・ボッタス、メルセデスF1離脱ならアルファロメオも新天地の有力候補に?
バルテリ・ボッタスがメルセデスF1チームを離脱した場合の移籍先として、アルファロメオが有力候補として浮上しているようだ。
Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C39, Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11
Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスF1チームは、すでにルイス・ハミルトンとの契約を延長。サマーブレイクの間に、2022年のドライバーラインアップを固めようとしている。
メルセデスにとって、現実的な選択肢はふたつ。バルテリ・ボッタスを継続起用するか、育成ドライバーのジョージ・ラッセルを、ウイリアムズから昇格させるかだ。
チームはどちらを起用するか、まだ決定していないと主張。ボッタスは新たな契約締結に向けて、チームへのアピールに集中している。
しかしもしメルセデスがラッセル起用を選択した場合、ボッタスは他のカテゴリーでレースをするのではなく、F1に残りたいと明言している。
その場合、ボッタスはラッセルと入れ替わるように、新オーナーであるドリルトン・キャピタルの下で復活しつつあるウイリアムズに加わるのが自然な流れだろう。しかしある有力な情報筋によると、アルファロメオがボッタスを重要なターゲットだと考えていると明かした。
もしこれが実現すれば、F1で通算9勝を挙げているボッタスは、チームにスピードと豊富な経験をもたらすだろう。彼とアルファロメオの契約に関する話し合いはまだ始まっていないものの、契約の可能性を探る簡単な接触はあったと考えられている。
アルファロメオは現在、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィを起用しているが、来季のドライバーラインアップはまだどちらも決まっていない。
ただ情報筋によれば、メルセデスがラインアップを決定するまでは交渉は進まないとしている。アルファロメオも来季のドライバー決定を急いでいないと考えられており、メルセデスとレッドブルのラインアップが決まるまで待ってから判断すると公言している。
F1イギリスGPの際、アルファロメオ代表のフレデリック・バスールは次のように述べた。
「市場がどのように変化しているかを見てみよう。いつも通り、上位チームから埋まっていくシステムだと思う」
「つまりメルセデスが決断を迫られ、次にレッドブルが決断を下す。そしてドミノ倒しのように、ある段階でチャンスが巡ってきて、我々が判断を下すことになるだろう」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、イギリスGPでハミルトンを助ける役割を果たしたボッタスは、チームに貢献し続けていると主張した。
「バルテリにはスピードがあり、個性がある。彼はチームプレイヤーであり、それはチームのダイナミクスにおいて非常に重要なことだ」
そうウルフはmotorsport.comに語った。
「ここ数戦、彼は非常に前向きなアプローチをしていると感じているし、それはコース上でも見ることができる」
「もしスリップストリームがあれば、(イギリスGPで)ポールポジションを獲得できたはずだ。そして、トップから数秒遅れでレースを終えたのだから、彼はすぐそこまで来ている。それを見ることができて嬉しいね」
夏休み中に判断をするということは、夏休み前最後のレースである第11戦ハンガリーGPがボッタスにとって最後のチャンスになるのかと訊かれたウルフは、次のように答えた。
「ポイント獲得で証明するのではなく、我々はそこで共に、将来のドライバーラインアップを描き出すために話し合うことになる」
「我々は夏の間に決断を下し、それをいつ伝えるかを決めるだろう」
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