ボッタス、ピット作業で遅れたペレス交わし4戦ぶりの表彰台も「ストレートではレッドブルが速かった」

メルセデスのバルテリ・ボッタスは、ピット作業でロスしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスに反応し、早めのピットストップを行なったことがF1第8戦シュタイアーマルクGPでの3位獲得に繋がったと語った。

ボッタス、ピット作業で遅れたペレス交わし4戦ぶりの表彰台も「ストレートではレッドブルが速かった」

 メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第8戦シュタイアーマルクGP決勝で2ストップ戦略を取ったレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスから3位表彰台を守りきった要因として、1ストップ目で遅れたペレスに反応し、早めにピットに入れたことを挙げた。

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 ボッタスは、シュタイアーマルクGPの予選で2番手タイムを計測したものの、フリー走行2回目にピットレーンでスピンしたことにより、3グリッド降格ペナルティが科され、5番グリッドから71周の決勝レースをスタートした。

 ボッタスは、レース11周目でマクラーレンのランド・ノリスを交わし4番手に浮上すると、第1スティントの終わりまで3番手のペレスを追いかけた。

 メルセデスによるアンダーカットを警戒し、レッドブル陣営はペレスを26周でピットに呼び込んだ。しかし、ペレスのピット作業には4.8秒を要し、1周遅れてピットでに入ったボッタスに先行されることとになった。

 レッドブル陣営は、ピットタイミングで後退したペレスを2ストップ戦略に切り替え、54周目に2度目のピットストップを指示した。そして新品のミディアムタイヤを投入し、3位奪還を目指した。

 しかしボッタスは、ペレスから0.5秒差で逃げ切り、5月のF1第4戦スペインGP以来の表彰台を獲得した。

「最終ラップまでは、彼にはかなり差をつけていた。ミラーには彼の姿が映っていたけどね」とボッタスはペレスの追い上げについて語った。

「最終ラップの始めでは、彼とは1.5秒差位だったけど、その終わりでは0.5秒位になっていた」

「でも、ここ(レッドブルリンク)のセクター2とセクター3ではオーバーテイクができないから、摩耗しきったタイヤでもセクター1をミス無くこなせば、それ(3位)が手に入ると分かっていた」

 レース終盤、タイヤの摩耗に苦しんだボッタスだが、メルセデス陣営はこれほど早く彼をピットインさせることを想定していなかったと明かした。また同時に、チームはレッドブルがピットで犯したミスを最大限活用しようとしていたと語った。

「チームとして、彼(ペレス)の前に出るために僕らは良い仕事ができた」とボッタスは言う。「彼らのピットストップが遅かったから、僕らもすぐさま反応して、予定よりも早いタイミングでピットに入った」

「(結果として)良い判断だった。少なくとも、彼らからポイントを奪えたからね」

 

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 メルセデスF1チームの代表を務めるトト・ウルフは、ボッタスのパフォーマンスについてmotorsport.comに尋ねられると、「完璧な第1スティント」をやり遂げたと称賛した。

「(彼は)速さを持ち合わせながらも、タイヤを温存していた」とウルフは語る。

「彼は完璧な状態だったし、もしペナルティがなければ、それ(優勝争い)に混じることができていたと思う」

「とは言え、バルテリはルイス(ハミルトン/メルセデス)と同じマシンを持っていたが、マックス(フェルスタッペン/レッドブル・ホンダ)に勝つには十分なパフォーマンスではなかった」

 ボッタスはシュタイアーマルクGPでの結果を受け、レッドブルリンクではレッドブルがメルセデスよりも優位に立っていることが「はっきりした」と、ウルフの意見に同意した。また、ハミルトンやウルフと同様に、メルセデスのマシンはストレート区間でタイムを失っていると語った。

「少なくとも今日は、このサーキットでレッドブルは速かった」とボッタスはいう。

「チェコ(編注:ペレスの愛称)も、僕にかなりのプレッシャーをかけてきた。彼らに追いつこうと思ったら、タイヤマネジメントはあまりできない」

「ストレート区間では彼らは速かったと確信している。彼らは全体的により効率的なマシンパッケージなのだと思う。だから僕らにはやるべきことが残っている」

 
 

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