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リスタート時に起きた危険な多重クラッシュ。ドライバーからは規則見直しを求める声

バルテリ・ボッタスは、F1トスカーナGPで赤旗の原因となったクラッシュの責任は自分にないとしながらも、リスタートに関する規則の安全性に疑問を呈した。

Kevin Magnussen, Haas VF-20 and Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35 crash

Kevin Magnussen, Haas VF-20 and Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35 crash

Steven Tee / Motorsport Images

 F1トスカーナGPでは、序盤に複数台のマシンが絡む多重クラッシュが発生した。このクラッシュに対し、ドライバーたちからは規則の安全性に対する懸念の声が上がっている。

 オープニングラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)らが絡む接触があったため、レースはスタート直後からいきなりセーフティカーが出動した。セーフティカーは長きにわたりレースをコントロールし、9周目からようやくレースが再開されることとなった。

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 セーフティカーのライトが最終コーナーでようやく消灯したこともあり、先頭のバルテリ・ボッタスはホームストレート上でウィービング(蛇行)を続け、リスタートに向けた駆け引きを行なっていた。しかし、後方のマシンはそれに気付かずストレート上で加速しており、スロー走行に気付き急ブレーキを踏んだマシンによる玉突き事故が発生した。この事故でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)の4台がリタイアに追い込まれた。

 ハースのロマン・グロージャンはクラッシュの際、無線で「前の方に誰か馬鹿な奴がいる」と声を荒げていた。

 当のボッタスはコントロールラインギリギリまでスロー走行を続けていたが、ルールの範囲内で行動していたため、接触の責任はないと語った。

「僕たちはコントロールラインからレースをすることが許されている」

「今年の違いは、セーフティカーのライトが消えるのがかなり遅いことだ」

「もちろん、トップにいる時はそのチャンスを最大限活かそうとするし、そこに責任があったとは思わない。僕は加速するまでスピードを一定に保っていた」

「確かに僕のスタートは遅かったけど、コントロールラインからレースを始めたんだ。クラッシュした後ろの人たちは、客観的に物事を見た方がいいと思う。泣き言を言っても無駄だよ」

 ボッタスはその一方で、現在のリスタート手順の安全性に疑問を呈しており、次のように語った。

「誰が決めたことか分からないけど、セーフティカーのライトを遅いタイミングで消灯することによって、レースを盛り上げようとしている。だから、リスタートに向けて十分なギャップを作った状態でコーナーを立ち上がることができない」

「それが安全で正しいことなのかどうかを考える時期なのかもしれない」

 また、ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンもボッタスを擁護。その責任はこの規則を作った人間にあると語った。

「間違いなくバルテリに非はなく、この決定をした者のせいだと思う」とハミルトン。

「彼らはレースをもっとエキサイティングなものにしようとしているけど、最終的には今日のように人を危険に晒すシーンがあった。だからこれを再考する必要があるかもしれない」

「彼らはセーフティカーのライトをどんどん遅いタイミングで消すようになっているけど、僕たちもポジション争いをしているんだ。特にバルテリのようにリードしているようなドライバーはね」

「彼らはレースを面白くしようとしているけど、今日のはちょっと度が過ぎていたように思う」

「(ボッタスのしたことは)みんなすることだよ」

 このレースで3位に入ったレッドブルのアレクサンダー・アルボンも、ボッタスを擁護する姿勢を見せた。再スタートに向けてボッタスがスロー走行をしているのは“明らかなこと”であり、中団のマシンが先走ったことで事故を引き起こしたと感じている。

「思うに、中団のマシンはバルテリがどこで加速するのかを予想していて、そこで追い抜きをしようと考えていたと思う」とアルボンは語った。

「でも彼らが思っていたようなタイミングでバルテリが加速しなければ、渋滞が発生する」

「それは危険なことだけど、ある意味では予測できたことでもある。(後方のマシンが)近付けば近付くほど、バルテリに早く加速させることができるからね」

「トップ5ですら、みんなリスタートを待っていたから2列になっていた。危険だよ」

「今回のようなコースは長いストレートがあるので難しい。でも何かもっと良い方法があったはずだ」

 

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