ボッタス、メルセデスでの”将来”を考えすぎないように……「まずはこれからの3連戦に集中」
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、まだチームと将来について話し合っていないと語り、2022年のプランが未定であることが、自身の気を散らす要因になることを望んでいないと語る。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスの将来について、注目が集まっている。ボッタスのメルセデスとの契約は今年1年限り。しかも今季のパフォーマンスはなかなか向上せず、現ウイリアムズのジョージ・ラッセルに取って代わられるのではないかという声が日に日に高まっているのだ。
そのボッタスは、まだ将来のことについてメルセデスと話し合ってはいないと語る。
「まだそれほど真剣には考えていなかった」
ボッタスはフランスGPの木曜日にそう語り、将来についての憶測に惑わされることなく、コース上でのパフォーマンスを上げることに集中したいと語った。
「もちろん、常に周りの騒音をブロックできるわけじゃない。でも、いつのシーズンだって同じだ。同じ質問と同じ憶測をされる……まあこれもこのスポーツの一部だけどね」
「だから、僕は将来について細かく語るのは、少し時期が早いと思う。メルセデスとの契約については、まだ何も話し合っていないけど、いずれその話があるだろう」
「今集中すべきは、この3連戦についてだ。おそらく、ある時点ではどうなるかは分かるだろうけど、現時点で言えることはそれほど多くない」
ボッタスは2021年、厳しいシーズンスタートとなってしまった。最初の6レースで表彰台を獲得したのは3回で、いずれも3位。ドライバーズランキングでも6番手に低迷している。
この成績が、今季限りでボッタスがメルセデスのシートを失うのではないかという憶測に繋がったわけだが、チームにはそのような兆候はないとボッタスは語る。
「トト(ウルフ代表)とは、頻繁に話をしている。それは僕らにとっては普通のことであり、最近だって話をした」
「それは普通のことだ。しかし少なくとも、誰もそれ(契約は今季限り)について僕には話していないということは間違いない。つまりそれは事実ではなく、単なる憶測なんだ」
「事実に基づかない、あらゆる種類の憶測があるのは間違いない。人々はクリックするだけで、ストーリーを作り上げようとしている。今回のことは、そういうことだと思うよ」
メルセデスはこれまでは、夏休み前後にF1の契約延長についてボッタスと話してきた。事実、2021年の契約が発表されたのは、2020年8月のことだった。
ただボッタス曰く、話し合いのタイミングは「毎年違う」ようで、来年のことについては深く考えていないという。
「彼らが他の選択肢を探しているか、あるいはそうではないかということについては、自分のシーズンがどんなモノだったか、そしてチームの全体的な状況によると思う」
そうボッタスは語る。
「ある年は早々に話があったし、ある年にはその話をされたのがとても遅かった。つまり、標準の時期というモノはないんだ」
「でも今の僕が言えるのは、まずはこれからの3連戦に集中したいということだけだ。共に決断を下す前に、チームとして、多くのことが要求されるだろう」
「でも今の僕の感覚では、そんなことは考えすぎてはいけないと思う。気を散らしてしまう可能性があるからね。僕はそういうことを学んできたんだ」
「いつかその話はされるだろう。でも今のところ、何も言われていない。レースに勝ち、個人的に目指している結果を得たいというだけだ」
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