タイトルを諦めろ?……ふざけるな! ボッタス、自分を批判する論客に無線でキツい一発
F1ロシアGPで優勝したバルテリ・ボッタスは、チェッカー後の無線で言及した“関係各位の皆様”とは、自分がタイトルを諦めたと思っている人のことだと語った。
Race Winner Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11 crosses the line to his team celebrating
Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1ロシアGPで開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。チェッカー後にボッタスは無線で「関係各位の皆様へ……」に続けて「f**k you」と放送禁止用語を口走ったが、これは昨年の開幕戦オーストラリアGPで優勝した際に無線で発したセリフと同じだった。
ボッタスはレース後の記者会見でこの発言について尋ねられた。現在ボッタスはチームメイトであるルイス・ハミルトンにタイトル争いで大きくリードを許している状態。それに対する批判が頭の中をよぎったのかと質問されたボッタスは「いや、そんなことはない」と返し、さらにこう続けた。
「でも正直、批判の必要性を感じている人たちのことが理解できないんだ。『もう諦めた方がいい』とか言われてきたけど、僕はそんなことはしない」
「だから、そんな人たちにもう一度よろしく伝えておきたくてね。そういう言葉が出てきたんだ」
「でも大事なのは、レースの度に自信を持つことだし、僕はいつも自分ならやれると思っている。そういう心持ちであるべきなんだ」
「昨日は厳しかったけど、諦めずにポジティブに考えていたし、チャンスがあることは分かっていた。それが今日実現したんだ」
「諦めることが人生における最大の間違いだと思うし、みんなが諦めないよう、僕が励ますことができればと思う」
ポールポジションスタートのハミルトンが決勝前のスタート練習の違反により10秒のタイムペナルティを科されたことで、レースを優位に進めることができたボッタス。ハミルトンは結果的に3位で15ポイントの獲得にとどまった一方、優勝+ファステストラップも記録したボッタスは26点を加算し、ハミルトンとの点差を55から44に縮めることができた。これにより、残り7戦での自力タイトル獲得の目も残されている。
ボッタスは今回の優勝によって、次のレースに向けた勢いと自信をつけることができたと語った。
「(最後の優勝は)けっこう前になるけど、惜しいレースは何度もあったんだ」
「特に今シーズンのペースは、これまでのシーズンよりもかなり良くなっていると感じるんだ」
「イライラしているとまでは言わないけど、あと少し(で優勝を逃すこと)というのは良い気分ではない。でも今日は間違いなく自分の思う通りにいった」
「いつも言っているように、いつまでも向かい風という訳ではないんだ。今日の結果には間違いなく満足している。ルイスのペナルティがあったので、もちろんラッキーだった部分はあるけどね」
「でも、それ以外はとても良いレースができた」
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