バルテリ・ボッタス、メルセデスでの“最後の献身”を見せるのか?「自分のレースを犠牲にする準備はできている」
バルテリ・ボッタスはF1最終戦アブダビGPに向けて、メルセデスがダブルタイトルを獲得するためには、自分にとって優位な状況を放棄することも厭わないと語った。
Valtteri Bottas, Mercedes W12
Steve Etherington / Motorsport Images
2021年F1最終戦アブダビGPの決勝は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)による世紀のタイトル決定戦となる。ふたりは順調にフロントロウを獲得しているが、ハミルトンのチームメイト、バルテリ・ボッタスは3列目6番グリッドからのスタートとなる。
フェルスタッペンとハミルトンは、現在ドライバーズタイトル争いで同ポイント。コンストラクターズタイトル争いではメルセデスがレッドブルを28ポイントリードしており、ハミルトン並びにメルセデスのタイトル連覇に向けてはボッタスの働きも重要となるだろう。
レース展開によっては、フェルスタッペンを抑える役割に回る可能性があるのかと聞かれたボッタスは、次のように答えた。
「自分優位なレースを犠牲にする準備はできている」
「僕たちは両方のタイトルが欲しいし、僕がチームを去る前にダブルタイトルを勝ち取りたい。そのために自分の役割を果たすつもりだ」
ボッタスはハミルトン同様、ミディアムタイヤでレースをスタートする。これはソフトタイヤでスタートするフェルスタッペン、セルジオ・ペレスのレッドブル陣営とは対照的な戦略だ。
そのため、メルセデス勢は最初のスティントを長めにとる可能性があるが、ボッタスはその間に順位を落とさないようにすることが重要だと語った。
「我慢強く走って、戦いに参加し続ける必要がある」とボッタスは言う。
「僕に関しては、最初のスティントを長く走ろうと思えばできるからね。ポイントを獲得することが重要だから、マシンを壊さずに我慢強く走らないといけないんだ」
2022年はアルファロメオへと移籍するボッタスにとって、今回がメルセデスでのラストレース。2017年からチームのコンストラクターズタイトル獲得に貢献し続けてきたボッタスだが、その関係にも終止符が打たれることになる。
ボッタスは今週末、基本的にはいつも通りに過ごしているものの、レースが終わった時には感情的になってしまうかもしれないと感じている。
「出来る限りいつも通り過ごそうとしてきたのは確かだ。でも予選の前には、このチームとの最後のレースになることを改めて実感した」
「だから、いつもと同じようでいて違うんだ。少なくともマシンの中では何も考えていないけど、明日はレース後に感情的になることがあるかもしれないね」
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