初日から絶好調だったボッタス、黄旗にも泣きPP逃す。決勝はターン1で勝負をかける
F1トスカーナGPでルイス・ハミルトンにポールポジションを奪われてしまったバルテリ・ボッタスは、予選Q3で出たイエローフラッグによって、最後のチャンスを逸してしまったと語った。
Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11
Mark Sutton / Motorsport Images
ムジェロ・サーキットで行なわれているF1トスカーナGPで初日から好調だったのは、メルセデスのバルテリ・ボッタスだ。彼は金曜のフリー走行1回目から土曜のフリー走行3回目まで全てトップタイムを記録。万全の体制で予選へと臨んだ。
順当に予選Q3へと進出したボッタスは、1回目のアタックでチームメイトのルイス・ハミルトンにわずかに及ばず。セッション終盤に2回目のアタックへと向かった。ハミルトンは2度目のアタックでタイムを更新できず、ボッタスにチャンスが訪れたかに見えた。しかし、エステバン・オコン(ルノー)がスピンしたことによってセクター1でイエローフラッグが振られてしまい、ボッタスはアタックを中止せざるを得なくなった。
「今週は良いスタートが切れていて、フリー走行でも調子が良かった」とボッタスは語った。
「FP3が終わった後も、予選に向けて改善できるあらゆることを検討していたし、Q1とQ2でもとても順調に進んでいた」
「Q3の最初のラップは十分なタイムが出せなかったけど、まだ時間は残っていたし、僕には(タイム更新が)できるという自信があった」
「2回目のアタックではダブルイエローが振られてしまってチャンスがなかった。結局のところ、僕は1回目のアタックでもっとマシな仕事をするべきだったんだ」
「ルイスはなんとかしてタイムを刻んでいたし、1回目のアタックは僕よりも良かった。それだけだ」
ボッタスはこれで、僚友のハミルトンに4戦連続のポールを許す形となった。現在ボッタスはドライバーズ選手権で首位のハミルトンに47ポイント差をつけられており、決勝では何としても逆転したいところだ。
ボッタスはフリー走行で見せたレースペースは良かったといい、日曜の決勝では1コーナーの飛び込みでハミルトンに食らいつくことができると期待している。
「まだうまくいく可能性は残っている」とボッタスは言う。
「もちろん、ポールポジションスタートの方が良かった。でも、ターン1に向かうストレートの長さは、今シーズンの中でも最高レベルだ」
「向かい風が吹けば、ターン1に向けてスリップストリームがかなり効くことになるだろう。レースに向けて気持ちを切り替えるよ」
初めてのF1開催となったムジェロは高速コーナーが連続するサーキットで、そのチャレンジングなコースレイアウトにドライバーから多くの称賛の声が上がっている。ボッタスもまた、肉体的に厳しいこのサーキットを歓迎しているようだ。
「ここは最も肉体的に厳しいサーキットのひとつだ。でも気に入ったよ」
「そうあるべきだよね。少し痛みはあるけど、とても楽しい」
「予選ラップ中は集中しているから痛みを感じることはない。ラップを終えた後に、自分がしたことに気付くような感じなんだ」
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