ボッタス、メルセデスの7連覇には貢献も「ランキング2位じゃ満足できない」
バルテリ・ボッタスは、チームメイトであるルイス・ハミルトンに敗れランキング2位でシーズンを終えたことについて、満足できないと語った。
Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1
Steve Etherington / Motorsport Images
2020年シーズンのF1最終戦アブダビGPで2位となり、ドライバーズランキング2位でシーズンを終えたバルテリ・ボッタス(メルセデス)。ランキング3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には9ポイント差に迫られた一方、チームメイトのルイス・ハミルトンには124ポイントもの差をつけられてしまった。
ボッタスはアブダビGPのレース後、ランキング2位を確保できたことについて訊かれ、次のように語った。
「ドライバーとして、シーズンを通じてベストなチームにいたのに2位というのは、それほど満足できるものではないよ」
「でも僕にとっては4回目、メルセデスにとっては7年連続のコンストラクターズタイトルに貢献できたことには意味がある」
「3位になるよりは確実にいいよ。来週には(FIAの表彰式で)小さなトロフィーを手に入れることができるだろうし、年をとって白髪になったときに今年のことを振り返ることができるだろう」
「でも、いつかもっと大きなトロフィーを手に入れられることを願っているよ」
ボッタスは開幕戦オーストリアGPで勝利を飾るなどスタートダッシュを決め、シーズン序盤はランキングトップに立っていた。
しかし、第3戦ハンガリーGPでポイントリーダーの座を失うと、その後1勝しかできなかった。対するハミルトンは計11勝を挙げ、3レースを残してタイトルを獲得したのだ。
シーズン終盤の4レースで1度しか表彰台を獲得できないという、不本意な形でシーズンを終えたボッタスに対し、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ボッタスが”正しいメンタリティ”を持っていると語った。
「彼は非常に難しい週末を2、3回経験したが、リカバリーした」
「(アブダビでは)とても良いレースをした。チャンピオンシップが決まるシーズン終盤でさえ、彼はポテンシャルを開花させていたのかもしれない」
「それはファイターのメンタリティだと思うよ」
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