トルコで今季初優勝バルテリ・ボッタス「これまででもベストレースのひとつだ」
バルテリ・ボッタスは圧倒的な強さを見せて優勝したF1トルコGPについて、これまででもベストと言えるレースのひとつだと、非常に満足している様子を見せた。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、今季初優勝となったF1第16戦トルコGPについて、これまででも最高のレースのひとつだと誇る姿を見せた。
ボッタスは予選では2番手タイムだったものの、チームメイトのルイス・ハミルトンがパワーユニットのコンポーネント交換によるグリッド降格を受けたため、レースはポールポジションからスタート。レッドブルのマックス・フェルスタッペンを抑えて先頭でレースを優位に進めていた。
インターミディエイトタイヤを履いてスタートしたレースは、結局ドライタイヤを使用するようなコンディションとはならず、各車は終盤に2セット目のインターミディエイトを投入。ボッタスもその例に漏れずピットインしたため、ステイアウトを選んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)には一時的にトップを譲ったが、最後は2番手のフェルスタッペンに14秒の差を付けてトップでチェッカーを受けた。
ボッタスにとって、今回の優勝は2020年ロシアGP以来と久しぶりのモノ。彼はキャリア10勝目を振り返ると、イスタンブール・パークでのパフォーマンスは特別なものだったと語っている。
「僕としては、おそらくこれまで経験してきたレースでも最高のひとつだと言わざるを得ない」
「1回あったスライドを除けば、全てがコントロール下にあった。レース前にも話したけど、マシンはどのコンディションでも本当に素晴らしくて、凄く自身が持てて、それをコントロールすることができたんだ」
「こういったコンディションでは戦略を選ぶことも簡単じゃない。どのタイミングでピットストップするのか、どのタイヤを選ぶのか……その全てでね。でも何もかもがスムーズに進んだのは嬉しかったし、素晴らしかった」
今回、フェルスタッペンはボッタスに仕掛けることはなくレースを終えた。彼はレースを振り返り、インターミディエイトタイヤのライフを伸ばすために、温存モードに入る必要があったのだと話している。
「トラック滑りやすくて、今日は簡単な一日じゃなかった」と、フェルスタッペンは言う。
「レース全体でタイヤをマネジメントする必要があった。それもあって、本気のプッシュはできなかったんだ」
「バルテリの方がもう少しペースが良くて、タイヤも労れていたと思う。でも2位でフィニッシュできたことに満足している。こうしたコンディションでは、ポジションを落とすことも、もっと悪い結果も簡単に引き起こされるからね」
またフェルスタッペンはレースで最も厳しかった部分は何だったのかとも訊かれていたが、それについてはタイヤのマネジメントだったと答えている。
「寝ずに起きていることだ!……とは言わないけどタイヤをマネジメントすることに尽きた。だから決してプッシュしなかったんだ。一定の周回を確実にこなすためにね。そしてピットに戻って、新しいモノを履いていったんだ」
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