ボッタス、狙いはアウディF1“ワークスドライバー”。契約期間のさらなる延長に向け、チームとの早期交渉開始を希望「安定って重要なんだ」
バルテリ・ボッタスは、2023年の「かなり早い段階」でアルファロメオF1チームと将来に向けた話し合いをすることを希望している。
2022年にアルファロメオF1に加入し、2023年もチームに残留するバルテリ・ボッタス。彼は長期的な将来を確実なものにしたいという思いが強く、契約延長の話し合いを早期にしたいと考えている。
ボッタスは2017年から5シーズンにわたってメルセデスのドライバーとして活躍した後、2022年からアルファロメオに複数年契約で加入。シーズン前半にコンスタントに入賞を記録したことで、チームのコンストラクターズランキング6位獲得に貢献した。
ボッタスはウイリアムズやメルセデスでは単年ずつしか契約を延長することができていなかったため、複数年契約によって得られる安定性がいかに重要であるか主張してきた。そのため彼は、さらに契約期間を延長すべく、今年の早い時期にチームとの協議を始めたいと語った。
「僕はこれまで何度もそういう(契約更新が迫った)状況に陥ってしまい、集中することができなかった」とボッタスは言う。
「だからできれば、今年のかなり早い時期に今後の事について話す機会があればと思っている」
「これまで10年間は安定した環境を得ることができなかったから、僕にとって安定性というのは重要なことなんだ」
現在アルファロメオの名前でF1に参戦しているザウバーだが、彼らは2026年からアウディと提携することが決まっている。そのためアルファロメオとしてレースを戦うのは今季限りであり、2024年から2年間はザウバーとして参戦した後、アウディのワークスチームになる。
ボッタスは既に、アウディと提携する2026年までチームに残っていたいという意向を示しているが、これについて彼は次のように話す。
「(アウディとの提携は)チームにとっても素晴らしいチャンスだ。安定と新たな何かをチームにもたらすことになるだろう」
「あれから人々はそのことについてあまり話さなくなった。今は何も変わらないし、僕たちはまだアルファロメオなんだ。おそらく来年には色々と変わり始めると思うけど、今はみんな自分たちの仕事に集中している」
メルセデスを離れたことで優勝戦線、タイトル戦線に関わることはなかった昨年のボッタスだが、コンスタントな入賞によりアルファロメオの総得点の大半を稼ぎ、チームに大きく貢献することができた。
ボッタスはプレッシャーから解放され、“成功”の物差しが変わったことで、これまでとはまた違った喜びを得られていると語る。
「定期的に何ポイントか持ち帰ることでみんなに喜んでもらえるというのはやりがいもあるし、高揚感もある」
「チームはこれまでそういったことができていなかったからね。このチームの一員になれてよかったと思っている。ニューマシンがどうなるか既に楽しみだ」
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