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スプリント予選は“全力バトル”に? F1のロス・ブラウン、エキサイティングな戦いになると自信

F1は第10戦イギリスGPで新たにスプリント予選レースを導入する。ドライバーからは退屈なものになるのではという予想も聞こえるが、F1のロス・ブラウンはエキサイティングなものになる自信を持っている。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, Lando Norris, McLaren MCL35M, and Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 7月16日から開催されるF1第10戦イギリスGPでは、新たにスプリント予選レースが導入される。

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 スプリント予選レースは土曜日に通常の3分の1の長さとなる100kmのレースを行ない、その結果をもって決勝グリッドを決定するというモノだ。

 F1史上初めての試みが実行に移された背景には、グランプリの週末全体の興奮を高める、という目的がある。これまではリバースグリッドでのレースなども検討されてきたが、コロナ禍をきっかけに議論が進み、試験的に3レースでこのスプリント予選レースが導入される運びとなった。

 このスプリント予選レースが実際にどのようなものになるか……ドライバーが保守的になりトレイン状態(各車が長い隊列を組み膠着した状態)になるのか、それともアグレッシブなバトルが見られるのか……やってみなければ分からない部分もある。7度のF1王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)などは、シルバーストン・サーキットのレイアウトや現行マシンの特性から、“トレイン状態”でオーバーテイクの少ない退屈なレースとなることを予想した。

 しかし、F1のモータースポーツ・マネージングディレクターであるロス・ブラウンは、第6戦アゼルバイジャンGP終盤に発生した赤旗により、残り2周でレースが再開された時の展開を引き合いに出して、スプリント予選レースでドライバーが果敢に攻めていくことになると自信を示した。

「バクー(アゼルバイジャン)で最後に行なわれた”ミニ”スプリントは、エキサイティングで素晴らしいものだったと思う」と、ブラウンは言う。

「スプリント予選レースは、100kmあり、時間ももう少しかかるため、あそこまでアグレッシブにはならないとは思う」

「しかしレーシングドライバーは大型スーパーのショッピングカートで争うように、互いに競い合っていくと思う。負かしたいと思うのは彼らレーシングドライバーの性だし、誰かに負けるというのは、彼らにとって何よりも悪いことだからだ」

「スプリント予選レースはメインイベントの前哨戦に過ぎない……そう言うかもしれないが、誰が最速で、誰が最強なのかを示すため、彼らは互いを負かそうとしてくるだろうと、私はそう思っている」

 スプリント予選レースの導入にあたって、F1やFIAはドライバーが保守的な走りに留まる必要をなくすため、可能な限りルールの整備に着手してきた。決勝レースで使用するタイヤが、スプリント予選レースでの使用タイヤに依存しないこともその一環だ。

「我々はレース全体を全力で行けるよう努力してきた。予選での手抜きや、変わったタイヤ選択などが、スプリント予選で起こることは望んでいなかった。そのためタイヤ選択で決勝レースに不利な点がないような状況を作ってきた」

「ドライバーがどう動くか……どれ程コンサバに行くのか、チームから保守的に行くのかそれともアグレッシブになれというプレッシャーがあるのか、それは我々の誰にも分かっていないと思う」

「個人的には非常に楽観視しているし、とてもいいイベントかつ素晴らしいレースになると思っている」

「マックス(フェルスタッペン/レッドブル)やルイス(ハミルトン/メルセデス)が、スプリント予選だからといって、第1コーナーに違うマインドセットで行くと思うだろうか? 私はそうは思わない。しかしそれはこれから分かっていくことだし、我々にはそれを見極める必要がある」

 

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