進まぬF1改革。ロス・ブラウン進捗に不満も「方向性は正しい」と主張

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進まぬF1改革。ロス・ブラウン進捗に不満も「方向性は正しい」と主張
執筆:
協力: Frankie Mao
2019/01/07 8:39

ロス・ブラウンは、F1改革の進捗に満足していないと認めたが、その方向性は正しいと自信を持っている。

 F1のマネージング・ディレクターとして競技面を統括しているロス・ブラウンは、F1の改革の進捗状況を不満に思っているものの、変化に時間がかかるのは正しいことだと主張した。

 ブラウンGPのオーナー兼テクニカルディレクターとして2009年のダブルタイトルを獲得したブラウンは、F1の新しいオーナーとなったリバティ・メディアが2021年に向けてF1のレギュレーションを大幅に見直すのを助けるため、F1の経営陣に招聘された。

 ブラウンは、各マシンがより接近したレースが展開されることを望んでいる他、マシンの見た目をもっと魅力的にすること、全ての関係者にとって財政的により平等なものになることを目指している。

 このようなルール大幅刷新の承認はブラウンが期待するほど順調に進んでいるわけではないものの、実際にレースを戦うチームとの合意を得ずに、性急に改革を進めるのは間違いだと彼は考えている。

 motorsport.comの独占取材に応えたブラウンは、将来的なルール変更について次のように語った。

「私は方向性については満足しているが、そのペースについては満足していない」

「物事を進めるということは大きなチャレンジだ。しかしもし我々がこのプロセスを始めていなければ、今、自分たちがいる位置にも到達できなかっただろう」

「もちろん、色々なことがもっと進んで欲しくてたまらない。しかしチームとの関係を保ち、チームやFIAと協力して解決策を見つける必要がある。だから私は、正しい方向に進んでいると思っている」

「F1がこういったアプローチを採ったのは今回が初めてのことだと思う。我々はこのスポーツの様々なエリアを、どのように良くしていけるかを考えている。我々がこの”冒険”を始めてまだ2年だが、これから数年以内に我々がやっている仕事の成果を見られると楽観的でいる」

 ベネトンやフェラーリ、ホンダ、ブラウンGP、メルセデスといったチームで活躍してきたブラウンにとって、今の役割は以前とは大きく異なるものだ。自分が実現したいことを実行に移す上で、いくらかフラストレーションがあることは認めつつも、彼は今の立場を楽しんでいるという。

「この仕事は、以前とはダイナミックさが違う」

「チーム内部にいれば、レース結果に応じて浮き沈みが生じる。レースに勝てるほど幸運であれば、非常に大きなスリルを味わえるし、レースに負ければとても悲しい。今はそれと同じではないが、我々自身もまた別のレースをやっているんだ」

「我々のレースはマシンを改善し、F1というスポーツを良くすることだ。それは緩やかなペースだが、私はそれを楽しんでいる。私はこのチームの一員であることや、今F1に起きている変化を楽しんでいるんだ」

「我々が望んでいることを達成するためには、かなりの年数がかかる。私に分かるのは、方向性が合っているということと、変化が起き始めているということだ」

「私が言ったように、そういったことがもっと早く起きることを望むが、それはいつでも可能なことではない。しかし私がこの仕事を始めた時よりも、はるかに良い方向に進んでいる」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble
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