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F1に”慈悲”はなし。体制再編の混乱に沈んだ古豪、マクラーレンとウイリアムズ

F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、2018シーズンはミスを犯したチームに対して、F1が全く寛大でないことが示されたと語った。

Stoffel Vandoorne, McLaren MCL33 leads Sergey Sirotkin, Williams FW41

Stoffel Vandoorne, McLaren MCL33 leads Sergey Sirotkin, Williams FW41

Andy Hone / Motorsport Images

 F1のマネージングディレクターとして競技部門を統括するロス・ブラウンは、2018シーズンのマクラーレンとウイリアムズの戦いは、間違いを犯したチームにとってF1は全く寛大ではないことを証明したと語った。

 マクラーレンとウイリアムズといえば、F1で成功を収めているイギリスのチーム2大巨頭だ。マクラーレンは通算182勝、ウイリアムズは通算114勝を挙げており、共に多くのタイトルを獲得している強豪チームだが、その見る影も無いほど、2018シーズンの両チームの戦いぶりは厳しいものだった。

 マクラーレンはフェルナンド・アロンソの孤軍奮闘でコンストラクターズランキング6位を獲得したものの、シーズン後半は最後尾を争うことも多かった。ウイリアムズはさらに苦しく、2レースしかポイントを得られずにコンストラクターズランキング最下位に沈んだ。

 ブラウンは、メルセデスがチーム体制を安定させ、その恩恵を享受している一方で、マクラーレンとウイリアムズはスタッフの再編が成績に影響してしまったと考えている。

「メルセデスには、私がそこで2007年(ホンダ・ワークスチーム時代)に見かけた人物がまだ在籍している。それは10年以上の安定性だ」

 2008年にホンダのチーム代表に就任し、ブラウンGP、メルセデスへとチームの変遷を目の当たりにしてきたブラウンは、motorsport.comにそう語った。

「ウイリアムズとマクラーレンは変化を経験し、それが落ち着くまでにはしばらく時間がかかると思う。輝かしい歴史を持つ素晴らしいチームだが、残念ながらF1はその歴史を尊重してはくれない。トラックでの走りだけをリスペクトしてくれるのだ」

「素晴らしいチームでありブランドであるため、我々はF1として、それらのチームが競争力のあるポジションに戻ることを望んでいる。しかしF1には慈悲はない」

「もし一流の仕事ができていないならば、レース週末が来るたびにそれが証明される事になる。彼らには競争力を取り戻す能力があるが、それは難しい仕事になる」

 マクラーレンは、30年以上に渡ってマクラーレンに関わってきた重要人物であるロン・デニスCEOを2016年に解任。近年の成績不振もあってレーシングディレクターのエリック・ブーリエが辞任するなど、重要ポストの顔ぶれを大きく変えている。

 チーム創設者のフランク・ウイリアムズが2012年に現場から離れたウイリアムズは、2017年にパディ・ロウがメルセデスから移り、チーフテクニカルオフィサーを務めている。

 またブラウンは、2018年7月に会長のセルジオ・マルキオンネを失ったフェラーリについても、安定性の欠如がタイトル争いに影響したと考えている。

「それ(チームの低迷)には複数の原因があり、原因がひとつということは決してない」とブラウンは付け加えた。

「フェラーリについては、疑いの余地はないと思う。セルジオ・マルキオンネの死が影響を及ぼした」

「それ自体も悲劇的なことだが、チームにも影響があった。彼ほどの能力と地位がある人材を失えば、しばらくの間非常に不安定な状況になるだろう」

「しかし彼らは自分たちが学んできたことを振り返っているだろうし、セバスチャン(ベッテル)もそうだろう。彼らが2019年にタイトルを争う可能性は高いと思う」

「2、3年前のフェラーリを振り返り、彼らがどれほど進歩したかを理解する必要がある。チャンピオンシップ獲得に近づいているという事実は、彼らが2、3年前にいたポジションを大きく上回る成果だ」

「F1では、優勝することさえ非常に大きな挑戦だ。しかし、チャンピオンシップを勝ち獲るということはまた別のレベルの話だ」

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