F1のロス・ブラウン、スプリントレース案への懸念に「グランプリ優勝の価値を減らすものではない」
F1は今季一部のグランプリで土曜日にスプリントレースの実施を検討しているが、日曜日のメインレースの価値を下げるものにはならないと自信を示した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1は2021年シーズンのグランプリのうち、3つの会場で土曜日に予選スプリントレースを行なう計画を推進しているが、それによって日曜日の決勝レースの価値が下がることはないと自信を持っているようだ。
現在検討されている土曜スプリントレース案に関しては、チーム側からは概ね同意されており、シーズン開幕までに最終案を固めて投票を行なうことが目指されている。
検討案では金曜日に従来型の予選を行ないスプリントレースのグリッドを決定し、スプリントレースの結果によって決勝グリッドを決めるという流れが想定されている。
ただ土曜日にスプリントレースを行なうことには懸念も表明されている。その中には日曜日に実施される決勝レースの価値を損なうのではないか、という視点もある。
しかしF1のモータースポーツ部門のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、この計画中のスプリントレースは日曜日の決勝レースの価値を損なわせるものではないと説明している。
「我々はレースウィークエンドを充実したものにしたいと思っている」
ブラウンはそう語った。
「肝心なことは“グランプリ”を守っていくことだと思う。我々はグランプリの勝者がその週末における最も強く成功した競技者として凱旋することを望んでいる」
「だがそれと同時に週末を充実させたいとも思っている。ファンに対し金曜日により充実した内容を、土曜日に興味深いモノを提供したい」
「だから“スプリント予選”だけでなく金曜には通常の予選も行なうんだ。金曜の予選でスプリント予選のポジションを決め、スプリント予選では決勝レースのポジションを決める」
「そうすればより充実した週末を過ごすことができる……それが我々の予想図だ。我々は今シーズンに3レースでこれを試し、機能しないようなら降参し、また別のことを考えるだろう」
「だが私としてはかなり楽観的に考えている。週末全体を考えればかなりの効果が期待できると思う」
スプリントレースに関してはドライバーとの契約への影響などを検討するためのワーキンググループが設けられていたが、プレシーズンテスト前には良好な提案があったとマクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は語っている。
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