ロス・ブラウン「ラスト2周のスリリングなレースは、予選スプリントレース導入に向けた良い兆し」……F1ドライバーからも高評価

F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1第6戦アゼルバイジャンGPでの赤旗再スタートによる「スリリング」なフィナーレが、来月に控えた予選スプリントレースの導入に向けた良い兆しだと考えている。

ロス・ブラウン「ラスト2周のスリリングなレースは、予選スプリントレース導入に向けた良い兆し」……F1ドライバーからも高評価

 F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、F1第6戦アゼルバイジャンGP終盤の再スタート後の“スリリングな”レースは、来月のF1第9戦イギリスGPに初導入される予選スプリントレースへ向けた吉兆だと考えている。

 アゼルバイジャンGPでは、トップを快走中だったレッドブルのマックス・フェルスタッペンのタイヤが、残り5周と少しというところでパンクし、メインストレートでクラッシュを喫した。その後セーフティーカー出動が宣言されたが、程なくして散らばったデブリをコース上から除去するために赤旗が振られ、レースは3周を残し中断となった。

 FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシは、レースを再開させない理由はないと判断し、グリッドからのスタンディングスタートによる2周のスプリントレースを行なうことを決定した。

 再スタート後は、トップのセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)に、2番グリッドから発進したルイス・ハミルトン(メルセデス)が並びかけるも、ターン1でロックアップし入賞圏外まで落ちてしまった。その後方では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)による激しい3位表彰台争いも展開されていた。

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 ロス・ブラウンは、F1の公式ウェブサイトに掲載されるコラムを通じてアゼルバイジャンGPの総括を行ない、再開後の2周のスプリントレースが“スリリング”になったことで、予選スプリントレース導入に確信を得た様だ。

「多くのコメンテーターが、アゼルバイジャンGPのラストの2周で見られたアクションは、予選スプリントレースに向けた良い序章になるので、あと10周は必要だと言っていたのを聞いて勇気づけられた」とブラウンは記した。

「予選スプリントレースは、17から20周と少し長くなるが、ドライバー達がタイヤを気にしなくて済む、同じようにスリリングなレースが展開されるはずだ」

 F1は来月の第9戦イギリスGPにて予選スプリントレースの導入を初めて行なう。100kmに及ぶスプリントレースを土曜日に行ない、その結果を基に決勝のスターティンググリッドを決めることになる。今季はさらにイタリアGPとブラジルGPでの予選スプリントレース導入も予定している。

 また、再スタート後のスプリントレースを実際に争ったドライバー達も、タイヤライフを気にせず戦える2周のレースを楽しめたと感じているようだ。

 レース再開後に10番手から6位にジャンプアップしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、タイヤの寿命を気にせずプッシュする機会を楽しめたと語っていた。

「日曜日に2周のレースを25回とか、多くの2周のレースを検討する必要があるね!」とアロンソは冗談を飛ばした。

「楽しめたと思う。タイヤとかを気にする必要がないと分かっていたから、あの2周ではみんなとてもアグレッシブだった。楽しかったね」

 ガスリーは、2周を通してルクレールとホイール・トゥ・ホイールの戦いを繰り広げ、3度目のF1表彰台を獲得した。

 スプリントでのレースフィニッシュについて「内なるある種のアドレナリンを放出させる」とガスリーは語り、共に競い合ったドライバーたちを「檻の中から出てきたライオンのようだった」と表現した。

「誰もがすべてを求め、短時間でできるだけ多くの順位を上げようとする」とガスリーは言う。

「最後2周のリプレイはまだ見ていないけど、僕的にはかなり強烈だったと言えるね。本当に楽しめたし、強いて言えば、将来的にまた同じことをやってくれると良いなと思っているよ」

 

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