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マクラーレンCEO、アメリカでの”F1旋風”は「アメリカ人ドライバーやチームがいなくても問題ない」

マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、アメリカでのF1の成功は必ずしもアメリカ人ドライバーやチームの存在に依存する訳ではないと考えているようだ。

Zak Brown, CEO, McLaren Racing

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、F1のアメリカ市場での好調さはアメリカ人ドライバーやアメリカのチームの存在に依存しないと考えている。

 Netflixのドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive』の影響もあり、F1ブームを迎えたアメリカ。昨年にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれたアメリカGPには大観衆が詰めかけ、今季はマイアミGPが初開催となった。

 来る2023年にはCOTA、マイアミに次ぐアメリカ3レース目となるラスベガスGPがカレンダーに加わることになる。

 しかしその一方で、アメリカ人が最後にF1フル参戦をしてからは15年以上の歳月が経過している。レッドブルは新進気鋭のインディカードライバーであるコルトン・ハータをF1転向させる計画を企てたものの、スーパーライセンス発給条件に満たないハータへの特例適用はないとFIAが明らかにしたことで、彼のアルファタウリ加入は立ち消えとなった。

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 ハータを始めインディカードライバーに旧型マシンテスト(TPC)の機会を与えてきたマクラーレン・レーシング。CEOのブラウンはアメリカ人ドライバーがグリッドに加わり、アメリカに拠点を置くチームが増えることはF1にとって素晴らしいことだと考えている。ただ、現在の成功が物語る通り、アメリカでのF1人気には、必ずしもそれらが必要という訳ではなないとも語っている。

「そのふたつが実現すれば、ここでのF1はさらに盛り上がるだろう」

 インディカーシリーズ最終戦ラグナ・セカでブラウンはそう語った。

「しかし、今の我々にはそのどちらもないが、アメリカでF1がどれだけ人気があるかは一目瞭然だ(編注:ハースF1はアメリカのノースカロライナ州にも拠点を置いている)」

「実現してほしいが、必須ではないと思う。それがなくても、今のF1はホットだからね」

Fans watch under the Hard Rock Stadium cover

Fans watch under the Hard Rock Stadium cover

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 インディカーで速さを見せているにもかかわらず、ハータにスーパーライセンスが発給されない FIAのポイントシステムには、アメリカのレース界から多くの批判を招いている。

 2015年にマノーからF1に5度出走したアレクサンダー・ロッシは、F1の「過去の愚かな事例」がハータのF1参戦のチャンスを奪ったと持論を述べた。

 ブラウンも、2007年のF1王者であるキミ・ライコネンや昨年の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、現在の制度ではF1参戦は不可能だったとシステム改革の必要性を訴えている。

 ハータのF1転向と同じく、彼の所属するアンドレッティ・オートスポートもF1参戦を目指し、新規参戦枠の確保を画策している。

 ただ配当金の希薄化など多くの既存チームから反対され、F1のステファノ・ドメニカリCEOも既存チームを優先する姿勢を取っている。

 マクラーレンはアンドレッティがグリッドに加わることに賛成してきており、ブラウンは他チームの多くが「とても短絡的で、短期的に何が自分たちの利益になるのかだけをを考えている」と批判している。

 そして彼は次のように続ける。

「我々は少し違う考えを持っている。アンドレッティのようなチームがいれば、このスポーツを成長させることができる。賞金を分配することで短期的に失いかねないモノもある。しかしそれは、より多くのテレビ視聴率や北米からのスポンサーシップなどで回収できる」

「自分たちの収入を守ろうとする一握りのチームは、大局を見れないのだ」

 
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