ピアストリ問題で沈黙を保ったマクラーレンCEO「”実況”していたアルピーヌ代表が少し愚かに見える」
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、マクラーレンがオスカー・ピアストリをめぐるF1契約問題について黙っていたのは正しかったと考えている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
来季のドライバー起用を巡って、マクラーレンとアルピーヌが取り合いになっていたオスカー・ピアストリ。F1契約認定委員会(CRB)は、アルピーヌが主張したピアストリの来年度の契約は適切ではないと判断し、ピアストリは来季マクラーレンからF1デビューをすることになった。
CRBの審理を前に、アルピーヌのチーム代表であるオットマー・サフナウアーはアルピーヌの勝訴を確信していると述べ、サポートをしてきたアルピーヌに対するピアストリの誠実さにも疑問を呈していた。
マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOとチーム代表のアンドレアス・ザイドルは、審理結果が出るまでこの件に関するコメントを控えていたが、ブラウンCEOはこのアプローチの方が長い目で見れば賢明だと考えているようだ。
「CRBの裁定が出る前は、彼らには知らないことがあったし、我々は意図的に口を閉ざしていた」
ブラウンは、インディカーの最終戦が行なわれたラグナ・セカでそう語った。
「その裁定が出たことで、そこで何が起こったのかが明らかになったと思う。でも、いずれ真実が明らかになることは分かっていたし、解説をすることなくそれを乗り越えることができた」
「当時、我々は騒音やファンから受け取ったいくつかのダイレクトメッセージに気づいてなかったわけではない。でも、今はCRBの裁定が出て、そこがはっきりしているので、とても安心している」
Otmar Szafnauer, Team Principal, Alpine F1, in the team principals Press Conference
Photo by: FIA Pool
マクラーレンはインディカーにおいても、チップ・ガナッシとアレックス・パロウを取り合う状況となっていた。この件と、ピアストリの一件は関係ないとブラウンは主張している。
結局、パロウは15日(水)にチップ・ガナッシに残留すると発表。一方で、マクラーレンとはF1テストに参加することになっている。
ブラウンは「2つのまったく別の問題が、残念ながら同時に発生した」と述べた。
「とても騒がしかったが、こちら(インディカー)でも何もコメントしていない」
「物事の成り行きに任せるのが一番で、その後に少し色をつけることができる。オットマーのコメントを見ると、彼はCRBでどれだけ自信に満ちているか”実況”していたが、今は少し愚かに見える」
「だから、黙っておいて、何か具体的なことが決まってからコメントするのが一番いいと思うんだ」
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