F1
ハミルトンのフェラーリ移籍は、”言い訳できない”挑戦に。ブランドル「2、3レースで環境に慣れる必要がある」
マーティン・ブランドルは、ルイス・ハミルトンがフェラーリでの適応に手間取ったり、新しいチームメイトであるシャルル・ルクレールに先を越されたりした場合、「言い訳」ができなくなると考えている。
松本 和己 Oleg Karpov
公開日時: 2025/01/26 22:09
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元F1ドライバーで今はF1解説者を務めるマーティン・ブランドルは、フェラーリに移籍したルイス・ハミルトンにとって2025年は、言い訳ができないシーズンになると語った。
ハミルトンがフェラーリのF1マシンに初めて乗る瞬間を一目見ようと、多くのファンがマラネロに集結したことで、これがF1史上最大とも言える移籍劇だということが証明された。
スカイスポーツのコメンテーターであり、元F1ドライバーのブランドルは、フェラーリとハミルトンという組み合わせについて、次のように語った。
「このふたつは、F1の75年の歴史の中でも特にビッグネームだ。フェラーリとハミルトンという2大巨頭が一堂に会したとも言えるかもしれない」
2025年シーズンは、チャンピオン争いが白熱しそうだという予測も見られるが、ハミルトンが新天地でどのようなキャリアを送るかにも注目が集まっている。特にフェラーリのファン、ティフォシたちがハミルトンにかける期待はとても大きいようだ。
ハミルトンのフェラーリでの挑戦について、ブランドルは簡単にはいかないものの、エネルギーに満ちあふれていると確信している。
「彼はマクラーレン、メルセデスと渡り歩いてきた。彼にとってはまだ3つめのチームだ。そして、彼は40歳にもかかわらず、下り坂にいるわけではないことを示したいだろう。昨年は一部の人からそう言われていたからね」
「彼は自分の決断が正しかったことを示したいと思っている。そして、彼はエネルギーに満ち溢れて臨むと思う」
「ちょっとしたチャレンジになると思う。彼は違う言語で話すだろうが、このチームのやり方を理解しなければならない。彼は、有名なエンジニアであるボノ(ピーター・ボニントン)がいる快適なメルセデスの環境に身を置いてきたのだから、そう簡単にはいかないだろう。だからアンジェラ(カレン)とマネージャーのマーク・ハインズを呼び戻し、彼を中心としたチームを作ったのだと思う」
VIDÉO - Les débuts de Lewis Hamilton avec Ferrari à Fiorano
ハミルトンは2024年に2勝をマークしたものの、特に予選ではチームメイトのジョージ・ラッセルの後塵を拝することが多かった。ベルギーGPでの勝利も、ラッセルが失格になったことによるものだ。
フェラーリとの新たな冒険は多くのモータースポーツファンを喜ばせたが、なかには昨年のハミルトンのミスをいまだに覚えている人もいる。それでも、多くの人々はハミルトンが赤いスーツを着れば、灰の中から這い上がると見ている。
ブランドルは「スピードは(まだ)あると思う」と説明する。
「ハミルトンのピークはまだこれからなのか? それとも過ぎ去ってしまったのか? 私はもう過ぎていると思う。彼は年齢とともに鋭さを失っていると思う。以前なら勝てた戦いに負けることもあるし、予選でミスをすることもある」
「でも、勝てるクルマに乗ったルイス・ハミルトンなら、96~97%でもまだ十分だと思うし、彼には経験がある。そして彼のエネルギー、熱意は経験によって活性化されると思うし、多くのドライバーとは違い、彼はフェラーリをドライブすることに圧倒されることはないだろう」
「そして忘れてはならないのは、彼がフェラーリのドライバーではないにもかかわらず、イタリアのファン、ティフォシたちは彼を崇拝しているということだ。彼らはすでに彼を崇拝している。メルセデスで優勝したときも拍手喝采だった」
マクラーレンのランド・ノリスやオスカー・ピアストリ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンといったチャンピオン候補は言うに及ばず、2025年にハミルトンの8度目のタイトル獲得を阻む最大の障害のひとつは、新しいチームメイトのシャルル・ルクレールだろう。
ブランドルは、順応不足の言い訳が通用するのはイギリス人に対してだけであり、ハミルトンが自分の土俵でルクレールを打ち負かすために、素早く流れに乗らなければならないと強調した。
「彼は経験を生かさなければならない。このレベル(フェラーリ)では言い訳はできない」
「ルーキーにだって言い訳はできないが、少なくとも半シーズンは時間が与えられる。だがルイスのような人物の場合、2、3レースで自分の環境とマシンをマスターすることを期待するものだ」
「ルイス・ハミルトンを過小評価すべきではないが、シャルル・ルクレールは速い。それは間違いない。ここしばらく彼はアクシデントを起こしていない。以前はオーバーワークで壁にぶつかることが多かった。でもシャルルは本当のチャンピオン級のドライバーになった。ハミルトンはかなりの打撃を受ける恐れがある。本当にね」
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