ウイリアムズに”復帰”のバトン「新オーナーは変化を恐れていない」
ウイリアムズにシニア・アドバイザーとして加入したジェンソン・バトンは、チームの将来を楽観視しており、新しいチームオーナーは「変化を恐れてはいない」と語る。
写真:: JEP / Motorsport Images
ウイリアムズは1月22日(金)に、2009年のF1王者であり、かつて同チームのドライバーとしても活躍したジェンソン・バトンが、シニア・アドバイザーとして加入したことを発表した。
そのバトンは、現在苦しい状況下にあるチームの将来について楽観視しており、ウイリアムズ家の代わってチームオーナーを務めるドリルトン・キャピタルは、チームの変化について恐れていないと語る。
バトンは2000年にウイリアムズからF1デビュー。その後ベネトン、ルノー、BAR、ホンダを経て、ブラウンGPのBGP001をドライブした2009年にタイトルを獲得した。翌年からマクラーレンに移籍したバトンは、同チームでF1引退まで走った。そして今回、21年ぶりにウイリアムズ復帰を果たすことが決まったのだ。
ウイリアムズは、アメリカの投資ファンドであるドリルトン・キャピタルが昨年買収。その結果、長きにわたってチームを率いてきたウイリアムズ家が離れ、新たな経営陣がチームを運営する形となった。
ただここ数年のウイリアムズは低迷。3年連続でコンストラクターズランキング最下位になっている。チーム新オーナーはその状況から脱却するため、さまざまなアプローチを試したり、チームの習慣を変えたりすることを恐れていないように感じると、バトンは語る。
「彼らは変化することを恐れていないと思う」
そうバトンはスカイスポーツF1のインタビューで語った。
「どのF1チームにも決まりごとがあって、それぞれの働き方、進み方を持っている。彼ら(新しい経営陣)はそれを変えようとしていると思うし、このスポーツのことも変えようとしていると思う」
「彼らは、新しいことに挑戦するのを恐れていない。チームを運営する人々は、非常に経験豊富だ。彼らは素晴らしいアイデアを持っており、チームには間違いなく良い雰囲気がある」
「このチームは、何度もチャンピオンになっている。確かに色々なことは時間の経過とともに変化していくし、人の移り変わりもある。でも、チームの核となる部分はまだそこに残っている」
「彼らとともに働くことを楽しみにしている。そして、できる限りそれをサポートできたらと思う。それは、誰もが力を注ぐ必要があることだ。誰もが、全力を尽くす必要がある」
「チームは情熱を持っていなければいけない。そこで働く全ての人がそうじゃなきゃいけないんだ。それは単なる仕事じゃなく、このスポーツに対する情熱と愛情を持っていなきゃいけないんだ。それが、僕らが再び先頭に立つための唯一の方法なんだ」
バトン曰く、ウイリアムズに戻るのは”適切”なタイミングだったという。
「F1でのキャリアをスタートした時に多くのチャンスを与えてくれたチームであるウイリアムズに戻る。絶好のタイミングのように感じた」
そうバトンは語る。
「彼らは僕に、F1マシンをドライブするチャンスを与えてくれた。彼らはその1年を通じて、僕を育ててくれたんだ。僕にとっては、本当に特別な1年間だった。そして今は、このチームに再び加わる、適切な時期であるように感じる。彼らと協力し、このチームがトップに戻るのを手助けするということに、とても興奮している」
「楽観的な感じを受けている。将来に向け、多くのポジティブな変化があるんだ。一夜にして状況が変わることはない。でも、現時点では正しい軌道に乗っていると思う」
「僕は本当に、それを楽しみにしている。これは僕にとって新しい挑戦だし、それに向けての準備が整っている」
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