マクラーレン、昨年大苦戦のラスベガスに向け対策「しかしそれで十分かどうかは分からない」とチーム代表ちょっと弱気
マクラーレンは、2024年のラスベガスGPで苦戦したため改善を図ったが、十分な効果を発揮できるかどうかは不透明だという。
Oscar Piastri, McLaren MCL38
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、近年のマクラーレンにとって最悪のパフォーマンスとなってしまったグランプリのひとつである2024年のラスベガスGPを受けて、「対策を講じた」と語った。しかし今季の同GPで、十分なパフォーマンスを発揮できるかどうかは不透明だという。
マクラーレンは2024年のラスベガスGPで、ランド・ノリスが6位、オスカー・ピアストリが7位に終わった。フィニッシュ時には勝ったジョージ・ラッセル(メルセデス)からノリスが43秒遅れ、ピアストリは51秒遅れ。フェラーリ勢2台とレッドブルのマックス・フェルスタッペンにも大差をつけられた。また予選でも厳しい戦いを強いられ、ふたりのうち上位につけたノリスでさえ、ポールポジションのラッセルからは約0.7秒の遅れであった。
当時としては、低ダウンフォースレベルのストリートサーキットであるラスベガスでの不振は、それほど驚くようなことでもなかった。彼らはダウンフォースレベルが低い中での空力効率が不足していただけでなく、極寒のコンディションでタイヤをうまく作動させることにも苦労したのだった。
「昨年のラズベガスは、最も困難なレースのひとつだった。
ステラ代表はそう語った。
「予選では、タイヤの挙動に苦労してしまった。速くなかったからね。そしてレースでは、多くのグレイニングに苦しみ、やはりタイヤの挙動に苦労した」
「リヤウイングの荷重を軽くしようとした際に空力的な問題も発生し、効率が著しく低下していたことも分かった。またグレイニングとアンダーステアを解消するために行なったマシンのセットアップにも、若干の問題があった」
ステラ代表曰く、今年同じような問題に苦しまないよう、対策を講じたという。しかし、それが十分なモノなのかどうかは分からないようだ。曰く、ラスベガスのコースにはマクラーレンが得意とする”長い高速コーナー”がなく、気温が低いことで冷却システムの恩恵を受けることができないのだそうだ。
ステラ代表は、今年もメルセデスが強力だと考えているものの、フェラーリ勢よりは競争力を発揮できるだろうと考えている。
「昨年のラスベガスを見返すと、改善を見つけるために多くの情報を提供してくれた」
「タイヤ、空力効率、そしてマシンのセットアップの観点から、昨年と比較してどの方向に変更していくべきかは分かっている」
「競争力を発揮するのに十分かどうかは、ラスベガスを走ってみないと分からない。しかし、昨年の結果を受けて対策を講じたのも確かだ。パフォーマンスは、確かに十分満足できるものではなかったからね」
なおランキング首位に立っているノリスは、ここまでメキシコシティGP、サンパウロGPと連勝中。今週末のラスベガスGPには、自身のキャリア初の3連勝をかけて臨むことになる。しかしノリス本人は、今年の同GPで活躍できると楽観視はしていない。
「昨年は最悪のレースだったと思う」
そうノリスは語った。
「昨年、メルセデスがレッドブルやフェラーリと同じようにすごく強かったことは分かっている。僕らは、上位4チームの中で最下位だったと思うね」
「でもどうなるか様子を見よう。もちろん、今年は多くの点で改善できた。あまり悲観的にならないようにしたいと思う」
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