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今季のピレリタイヤの”謎”、カナダGPで解明? ダウンフォースが鍵に

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今季のピレリタイヤの”謎”、カナダGPで解明? ダウンフォースが鍵に
執筆:
2019/06/06 5:49

ウイリアムズのデイブ・ロブソンは、ピレリタイヤのパフォーマンスが混乱を呼んでいる原因が、カナダGPで分かるかもしれないと語った。

 ウイリアムズのチーフエンジニアを務めるデイブ・ロブソンは、今週末のカナダGPで、ピレリタイヤの性能を発揮する上で重要な答えが見つかるかもしれないと考えている。

 今季、ピレリは昨年よりもトレッド面が薄くなったタイヤを採用した。昨年の一部のレースで、オーバーヒートを避けるために使われていたタイヤが、今季は全戦に持ち込まれることになった。

 しかしフェラーリやハースを始め、多くのチームがこのタイヤを適切な作動温度領域にキープすることに苦労している。うまくタイヤを温めることができていないのだ。タイヤにより多くの熱を加えるために、これまでより多くのダウンフォースが必要になると考えられている。

 こうした考えは、特にフェラーリが検討している解決策だ。今季、フェラーリはマシンの空力効率を追求したが、絶対的なダウンフォース量はメルセデスに及んでいない。そのため、タイヤを機能させられていないのではないかと疑っている。

 今週末のカナダGPは、そうした状況に光を当てることになるとロブソンは考えている。

 カナダGPが開催されるジル・ビルヌーブ・サーキットは、ストレートをヘアピンとシケインで繋いだレイアウトとなっている。伝統的に、各チームはマシンの空気抵抗を少なくしストレートでのタイムロスを抑えるために、ダウンフォースを削ることを強いられる。

 もしダウンフォースを減らすことで、タイヤが十分に機能しないという問題が発生した場合、今シーズンを戦う上でどうするべきか、明確な答えを得られると、ロブソンは主張した。

「ダウンフォースと空気抵抗は、必ずしも最適なバランスにすべきではないケースが、間違いなくあると思う。なぜなら、タイヤとの相互作用が関係してくるからだ」

「カナダでは通常、みんながダウンフォースを減らすことを考える。だがもしタイヤが機能しなくなってしまえば、いつものようにうまくはいかないだろう。だからそれは興味深いデータだ」

 今季のタイヤは、昨年のタイヤよりもトレッド面が0.4mm薄くなった。前述した通り、これはタイヤのオーバーヒート対策であり、タイヤが蓄える熱量が少なくなる。しかしそのため、タイヤの作動温度領域がより高い温度帯に動く結果に繋がり、チームのアプローチを変えることになったのだ。

 ルノーのダニエル・リカルドは、タイヤについて次のように語った。

「それほど簡単ではない。今季これまでのほとんどの予選で自信がなかったとは言いたくない。だけどアウトラップで何をすべきか、本当に100%の確信があったことはないと思う。それはタイヤがどうなるか、分からないからだ」

「これまではそんな傾向はなかった。間違いなく、学ぶべきことがまだ少しある。ある意味、改善できるエリアがあるというのは良いことだ」

 ロブソンは、各チームがタイヤについて、多くのことを再学習しなければならない事態になっていることに同意した。

「我々には、タイヤがトラックごと、コンパウンドごとに別のモノのように思える」と彼は説明した。

「モナコで、他のチームの無線を聞くのは面白かっただろうと思う。なぜなら、予選Q3の2回目のアタックでも、多くのドライバーがまだやるべきことを分かってなかったからだ。また同じことが起こると我々は考えている。混乱するし、難しい。だが、それもスポーツの一部だ」

「フロントタイヤを温めること、それが主な問題だ。それが非常に難しい。予選でのアタックと、決勝では問題が違ったものになる。ドライバーの運転以外、何かを変えることはできない」

「それはフラストレーションが溜まる。しかしそれは誰にとっても同じだ。だから、それを最大限に活用するんだ」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第7戦カナダGP
執筆者 Jonathan Noble