F1カナダGP、コロナへの懸念で今年も開催中止が濃厚か? 代替レースはトルコGPが有力

F1はプロモーターとの話し合いを続けていると主張しているものの、今季のカナダGPの開催が危ぶまれているようだ。

F1カナダGP、コロナへの懸念で今年も開催中止が濃厚か? 代替レースはトルコGPが有力

 2021年シーズンのF1は、第6戦としてアゼルバイジャンGP(6月6日決勝)を開催。その翌週には、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットでカナダGPが予定されているが、コロナ禍の影響でカナダGPの開催が危ぶまれているようだ。

 2020年にも急遽レースが開催されたトルコGPが、その代替開催地として有力だと考えられている。アゼルバイジャンからの輸送という点でも、トルコは好都合だ。

 4月15日、ラジオ・カナダはカナダGPが公衆衛生上の理由でキャンセルされると報じた。それによると、F1来場者が地元のサーキットスタッフや、ボランティアと接触するリスクが懸念されているという。また、収入が得られないという経済的な問題があることから、無観客レースとして開催される可能性は低いようだ。

 F1の広報担当は、カナダGPの見通しについて「我々はカナダのプロモーターとの話し合いを続けており、これ以上のコメントはない」と述べている。

 一方、プロモーター側の広報担当は、motorsport.comに次のように語った。

「ラジオ・カナダは、公衆衛生局からの勧告文書をもとに言及している。しかし我々は組織として、公衆衛生局からの確認は得ておらず、正式な通知を得るまではコメントしない」

 カナダは新型コロナウイルスの厳しい規制を行なっており、入国者に対して検疫を行なっている。会場のジル・ビルヌーブ・サーキットは、公園の周回路を使った半常設サーキットであるため、グランプリ開催の数週間前から準備を始めなければならない。そのため、常設サーキットでのレースよりも早い段階で決定を下す必要がある。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは先月、カナダ政府に検疫免除を求める手紙を出し、F1が他のレースで行なってきた対策が、モントリオールでも適用できる可能性があると説明した。

 チームや関係者に厳しいソーシャルバブル規制をかけ、地元のスタッフやボランティアも含めて隔離した上で、無観客でレースを行なうのもひとつの案だ。昨年のアブダビGPでは、パドック全員がバーレーンからチャーター便で移動。決められたホテルで過ごした。

 しかし、モントリオールのホテルスタッフやサーキットのボランティアが、週末のレース前に隔離されるような事態を繰り返すのは現実的ではないと考えられる。

 今週初め、ケベック州の公衆衛生局長であるドクター・オラシオ・アルーダは、あらゆる選択肢を検討中であることを示唆した。

「イベントを非公開で開催することに関しては、公衆衛生の観点から十分なアドバイスを受けたプロトコルで行なう方法がある」

「検疫を受けずに国外から来たひとがウイルスを輸入することについては、ケベック州やカナダとの間で議論が続いている。リスクについては分析と評価が行なわれる予定だ」

 また、カナダではトロントでインディカーのレースが7月中旬に開催される予定だが、こちらはストリートコースであり、建設に約30日を要することから、開催が深刻な危機に瀕している。

 
 

 

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