分かれる“ピンク・メルセデス”への賛否。レッドブル代表は擁護派?「理に適っている」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、“クローン”のようなF1マシンの存在を擁護しており、それらはF1をより良いものにすると考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1プレシーズンテスト1回目では、レーシングポイントのニューマシン『RP20』が話題となった。RP20のデザインは昨年のメルセデスのマシンに酷似したからだ。
一部のチームは“ピンク・メルセデス”とも称されるRP20に好意的ではないが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、小規模チームが競争力を高めることは良いことだと考えている。
「こういった“コラボレーション”は理に適ったものだと思う」とホーナーは語った。
「アルファタウリやレーシングポイント、ハースやザウバー(アルファロメオ)といったチームは、ギヤボックスやサスペンションを購入できない場合、どうしろと言うんだ? 彼らがしなければいけないR&D(研究開発)は、リソースの大部分を占めるんだ」
「もちろん、一部のチームは他のチームよりも“クローン化”が進んでいるように見えるが、ルールに準拠している限り、特に問題はないだろう」
「そういった自由があることで、より拮抗したグリッドが形成される。各チームにとっても、F1での活動がより安価なものとなる。もちろん10チーム全て同じ見た目になることは望んでいないが、サスペンションやギヤボックスを共有することは理に適っている」
現時点でレーシングポイントのマシンがデザイン面でレギュレーションに抵触しているという指摘はないが、マクラーレンのマネージングディレクターであるアンドレアス・ザイドルは、チームのコラボレーションを厳しく取り締まる必要があると主張した。
「正直に言って、ルールで許可されているものとそうでないものは明確だと思う。もちろん、これらのルールに従うことは重要だ」とザイドルは語った。
「コンピューターシミュレーションや風洞の使用に関して、各チームはできることを制限されている。私はそれらが適切に取り締まられていると思っている。例えば、あるチームが仕事をして、別のチームがその“おこぼれ”をもらったりすることは、明らかにレギュレーションに準拠していない」
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