新型コロナウイルスの影響でベトナムGP延期? F1 CEOが会談のため現地入り
F1のCEOであるチェイス・キャリーは、水曜日にベトナムのハノイを訪問。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止が危惧されるベトナムGPについて、主催者と会議を行なった。
写真:: Vietnam Grand Prix Corporation
世界中に新型コロナウイルスの感染が拡大している中、F1の2020年シーズンは、3月13日(金)にオーストラリアで予定通り開幕を迎える予定だ。
しかし、ベトナム政府がウイルス拡散を食い止めるための施策を講じているため、今年初開催となるベトナムGP(4月5日決勝)が延期される可能性が高まっている。
水曜日に世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスについて「パンデミックに相当」と発言。各国に対して、感染拡大を防止するための策を講じるよう要請した。motorsport.comの取材によれば、このWHOの発言により、フォーミュラEがシーズン中断を決めたようだ(※フォーミュラEのシーズン中断は、F1オーストラリアGP後にも発表されるものとみられる)。
F1のCEOであるチェイス・キャリーは、当初オーストラリアGPの後にベトナムに立ち寄る予定だった。しかし急遽予定を変更し、オーストラリアに向かう途中でベトナムを訪問。これは、新型コロナウイルスに関する危機の拡大に対する対応だったと見られる。
その間に、オーストラリアGPのパドックでは、F1チームのスタッフ3人が新型コロナウイルスに感染している疑いで検査を受け、隔離措置が取られた。このことは、F1における緊張感を高めることになった。
F1の広報担当者は、ベトナムGPについて次のように語った。
「現在、レースとビザについてプロモーターや当局と協議を行なっている。現時点では更新された情報はない」
ベトナムの首相は、新型コロナウイルスの拡散を防止するため、検疫措置を拡大することを発表。すでに同国に入国する際には、医療申告が義務付けられることになっている。またEU諸国からのビザ無し入国も停止する措置を講じている。
- by Adam Cooper
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