”俺たち”フェラーリには、見直さなければいけない「ふたつのこと」がある。開幕戦惨敗を嘆くルクレール。ハミルトンも不満
F1開幕戦オーストラリアGPで8位となったフェラーリのシャルル・ルクレールは、チームと自身に見直すべきことがあると語った。
Charles Leclerc, Ferrari
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1開幕戦オーストラリアGPを8位で終えた後、チームには検討すべき「ふたつのこと」があると主張した。
2025年のF1開幕戦オーストラリアGPは、雨に見舞われたにもかかわらずマクラーレンのランド・ノリスがポール・トゥ・ウイン。チームメイトのオスカー・ピアストリも、雨に足を取られてコースオフするまでは2番手を走っており、圧倒的強さを見せた。
ただ結果的に2位に入ったのは、荒れたレースを持ち前の勝負強さで戦い抜いたレッドブルのマックス・フェルスタッペン。セーフティカー出動の恩恵も受け、最後はノリスにプレッシャーをかけるところまでいったが、勝利を手にするには至らなかった。
一方で前評判ではマクラーレンに次ぐ2番手という評価もあったフェラーリ勢は、レース中ペースが上がらずに中団グループから抜け出せず。さらに最終盤に降り始めた雨にうまく対処することができず、ルクレール8位、ルイス・ハミルトンは10位となった。
「レースの大部分では、5位は確保できると思っていた。でも、雨が降って全てが変わってしまった」
ルクレールはレース後にそう語った。
「厳しいレースだったし、見直して取り組むべき点もある。最速ではなかったが、こういう天候では大きなポイントを獲得するチャンスもあったはず。でも、今日はそれを活かせなかった」
「ターン11でスピンして、ポジションをいくつか落としてしまった。その後でセーフティカーが出たので、それほど悪くはなかったけど、インターミディエイトに切り替えるのが1周遅すぎたため、再びポジションを落としてしまった」
そんなルクレールは、今回のレースで見直すべきことがふたつあると語る。
「見直さなければいけないことがふたつある。ひとつ目は簡単だ。それは、僕のミスについてだね」
「もうひとつは、チームとして解決すべきことだ。判断を見直し、状況が再び悪化した場合に、正しい判断を下せるようにしなければいけない」
なおチームメイトのハミルトンは、今回がフェラーリ加入初戦だった。しかし今季マシンSF-25をドライブするのに、大いに苦労しているようだ。
「とてもトリッキーで、予想していたよりもずっと悪い結果になってしまった。今日のマシンは、本当に、本当にドライブしにくいものだった」
ハミルトンはスカイスポーツF1のインタビューにそう答えた。
「ウォールにぶつからなくて良かったと思っている。だってほとんどのシーンで、マシンがウォールにぶつかりにいきそうだったからね」
「このマシンから学ぶことはたくさんあるし、ウエットコンディションで新しいパワーユニットに慣れるだけでも大変なんだ」
「必要とされるセッティングも異なるし、ドライビングの方法も、ステアリングのセットアップも異なるからね」
またレース終盤に雨が降った際、チームから与えられた情報も正しくなかったと、ハミルトンは嘆く。
「あとどれくらい雨が降るのかという情報が得られなかったから、チャンスを逃したと思う」
「僕は状況を知ろうとした。でも僕が得たのは、短時間にわか雨が降るというものだった。そして降っていたのは最後のコーナーだけだったから、『コースのほかの部分は乾いてる。これならコースを走り続けられる』と思ったんだ。でも、その後さらに雨が降ってきたんだ」
当時の雨雲の状況は、実に微妙だった。サーキット上空にかかったのは、強い雨雲のほんの端の部分であったのだ。この雨雲がサーキット上空にかかるのか、あるいはまったくかからないのか……レーダーでは判断しにくい部分もあった。チームがハミルトンに説明したように、にわか雨が一瞬降るだけで済んでしまう可能性も十二分にあった。
実際、ウイニングランの時にはサーキットに日が差し、上空には青空が広がっていた。
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