丘の上でポツンとひとり……ルクレール、オランダGPリタイア後に黄昏れていた理由を明かす
シャルル・ルクレールは、F1オランダGPでのクラッシュ後にフェラーリのガレージへ戻らず、丘の斜面に座ってレースを観戦していた理由を明かした。
写真:: James Sutton / LAT Images via Getty Images
F1オランダGPで、クラッシュによりレースを終えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)。彼が事故現場であるターン3イン側の丘でひとり黄昏れるシーンは、今シーズンを象徴するミームとなっていきそうだ。
イタリアGPの週末に当時のことについて尋ねられたルクレールは、フェラーリのガレージに戻らずに芝生の上でレースを見届けていた理由について説明した。
ルクレールのオランダGPは、53周目にメルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリに接触されたことであっけなく終わった。
ピットストップを終え、7番手でコースに戻ったルクレールはバンクのついたターン3を大外から回っていたが、その背後からはアントネッリが勢いよく迫ってきていた。しかしインからバンクに飛び込んできたルーキーが外側に膨らんでしまい2台は接触。ルクレールのマシンは激しくスピンしてバリアにヒットした。
フェラーリとしては全く同じ場所でルイス・ハミルトンもクラッシュしており、失意のダブルリタイア。ノーポイントでオランダを後にすることになった。
Charles Leclerc, Ferrari crash
Photo by: Kym Illman / Getty Images
「楽しかったかと言われると、どうだろうね。少なくともどこかしらでレースを観戦できたことは良かったけどね」
ルクレールはそう振り返る。
「当然あのようなことがあった後だったから、かなり落ち込んでいた。それにチームとして1ポイントも獲得できなかったことも残念だった」
実は当時、クラッシュの起きたターン3からピットガレージに戻るためには、満員のF1ファンで埋め尽くされたグランドスタンドを通るしかない状況だった。もしルクレールがそこを通れば、大勢の観客が群がり混乱が起きることは想像に難くない。目立たず抜けることはまず不可能だった。
「どんな時でも僕たちがパドックに戻れるように努めてくれているとは思うけど、それでもコースによってはそれが不可能な場合もある。今回僕がパドックに戻るための唯一の方法は、グランドスタンドを抜けることだった。それはかなり難しいことだったと思う」
「だから僕はあそこで待つことにしたんだ」
ルクレールはさらにこう続ける。
「あれは正しい選択だったと思う。幸運にもそこには丘があった。不運続きの中で、少なくとも良い観戦ポイントでマシンを止められたのはラッキーだったね。もちろん、レースを続けていたかったのは言うまでもないけど」
ちなみに、同じくターン3でクラッシュしたハミルトンは難なくパドックに歩いて帰っている。これはパドックと近接したアウト側にマシンを止めたことも大きいだろう。イン側にマシンを止めたルクレールは、コースを歩いて横断することができず、遠回りを強いられた。
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