新人コラピント、F1初予選はQ2進出逃すも冷静「ミスもプロセスの一部」決勝はタイヤ理解の一助に
F1イタリアGPからF1デビューを飾ることとなったウイリアムズのフランコ・コラピント。予選ではミスもありQ2進出を逃したが、ミスも「プロセスの一部」として受け止めていると語った。
Franco Colapinto, Williams FW46
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ウイリアムズのフランコ・コラピントは、F1デビュー戦となるイタリアGP予選で1周のタイム計測をまとめ上げることができず、18番手とQ2進出を逃した。しかしコラピントはミスも「プロセスの一部」と前を向いた。
苦戦が続いたローガン・サージェントの後任として急遽F1デビューを果たしたコラピント。それまでのF1マシンでの走行は片手で数える程度だが、イタリアGPの3回のフリー走行では計60周を周回し、FP3ではチームメイトのアレクサンダー・アルボンに0.309秒差まで迫る9番手につけた。
迎えた予選Q1。コラピントは最初のアタックで1分21秒061をマークしてトップ15圏内につけることに成功した。しかしセッション最後のアタックでは、レズモでコースオフ……自己ベストを更新できずに18番手でF1最初の予選を終えた。
「残念だよ。FP3で良い結果を残せたし、僕は強力そうに見えた。かなり競争力があるように見えたし、僕もビルドアップして、マシンのことをどんどん理解しようと努力していた」
コラピントはそう振り返りつつも、ミスもF1マシンやタイヤを理解するプロセスの一部だと感じていると続けた。
「残念ながら、僕はあのミスを犯してしまったけど、これもプロセスの一部だと思う。前を向いて仕事を続けないといけない。明日のレースはどうなるかな。長丁場になるだろうけど、マシンのことをもっと理解するのが楽しみだ」
またレズモでのタイムロスについて、コラピントは次のように説明した。
「少しアンダーステアを感じたんだと思う。あのラップではかなり限界まで攻めていて、あの時僕はタイヤ2本をコース外に落としてしまった。(失ったタイムを)取り戻すことはできなかったよ」
「小さなミスで大きな代償を払うことになった。Q2進出まであと0.1秒だったから、チャンスはあったかもしれない。だから残念だけど、これも学びのひとつ。すぐにもっと強くなれると思う」
またコラピントは、タイヤの挙動を理解することが「最も難しい」と語り、イタリアGP決勝では、タイヤマネジメントの経験を積み、今後のレースに活かしたいと冷静な姿勢を見せた。
「まだスタート地点に立っただけだけど、僕らには良いポテンシャルがあると感じているし、もちろん次の2〜3レースではステップアップしていかなければならない」
コラピントはそう語った。
「滑り出しとしてはまずまずだ。これからの数戦はいいレースになるだろうし、ここでタイヤマネジメントの経験を積むことができるのは良かった」
「日曜日は本当に暑くなりそうだし、タイヤの扱い方を理解するには良いことだと思う。力強い走りができると良いね」
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