ウイリアムズF1、冷却問題の”応急処置”でパフォーマンスが犠牲に「完走するための代償だ」
ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、チームを悩ませている信頼性問題について、一時的な解決策が悪影響を及ぼしていると語った。
Alexander Albon, Williams
ウイリアムズF1は信頼性の問題に頭を悩ませており、一時的な対策がパフォーマンスを損ねているため、完全な解決策を追い求めているという。
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.は最近のレースでエンジンのオーバーヒードに頻繁に悩まされており、特にスペインGP、カナダGP、オーストリアGPといったレースでそれが顕著だった。
アルボンはカナダとオーストリアでリタイアを余儀なくされており、サインツJr.はブレーキのオーバーヒートにも悩まされた。特にオーストリアでは、アルボンがポイント圏内を走行していたこともあって、チームにとっては特に痛手だった。
ウイリアムズは2025年の開発を中団のライバルチームよりも先に停止し、レギュレーションが変更される2026年に向けて開発をシフトしているだけに、コンストラクターズランキング5番手の座を守るためには、クリーンな週末を過ごし、できるだけそのリードを維持しなければならない。
チーム代表のボウルズは、ウイリアムズが現在この問題を一時的に抑え込んでいると述べたが、その影響でラップタイムが犠牲になっている状態だという。
「今季いくつかのレースでこの冷却問題に悩まされてきた。特にオーストリアでリタイアした時、非常に強力なポジションを走っていた際に起きたのは顕著だった」とボウルズ代表は言う。
「シルバーストン(イギリスGP)のFP1で、他のマシンとは異なるプログラムで多くの作業を行ない、この問題を解決しようと努めた。アレックスとカルロスでは異なるアプローチを取っているんだ」
「我々はすでにレースを完走するための解決策を既に導入しているが、その代償としてパフォーマンスが犠牲になっている。理想としては、今後のパフォーマンスを無駄にしないような対策を求めており、チームは現在その点について真剣に取り組んでいる」
James Vowles, Williams
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
ボウルズ代表は詳細については語らなかったが、例えば冷却口を必要以上に大きくしたりすれば、空気抵抗という点で大きな代償となるだろう。ブレーキダクトやそこに装着されるウイングレットも、タイヤから発生する気流を制御する役割を果たすため空力開発の重点領域となっているが、ブレーキのオーバーヒートを防ぐために妥協を強いられているのかもしれない。
ウイリアムズは次戦ベルギーGPに控えめなアップグレードを投入する予定であり、ボウルズ代表は小さなパフォーマンス向上でも、熾烈な中団争いにおいては勢いを取り戻す助けになると期待している。
「今のところ、スパで小さなアップデートを予定しているが、本当に重要なのはクルマのパフォーマンスを最大限に活かすことだ」とボウルズ代表は付け加えた。
「ここからシーズン末まで、獲得できるポイントはまだある。週末をクリーンに過ごし、やってくるチャンスをすべて活かすことが重要だ」
「我々にとって適したレースが数多く控えており、そのレースでクルマが持つポテンシャルを最大限に引き出すことが大切だ」
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