F1

レッドブルの新規定PUへの懸念は開発が順調だからこそ? ホーナー代表、“カスタマー”メルセデスの「遅れている」発言に反論

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、2026年以降のF1パワーユニット規則を巡って意見が対立しているメルセデス代表に対し、エンジン事業との距離があることを指摘して、レッドブルが進んでいるからこそ見えることもあると主張した。

Adam Cooper

Adam Cooper

編集: 2023/07/14 10:35

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, in the Team Prinicpals Press Conference

 F1の2026年シーズンから始まる新しいパワーユニット規則を巡って、ここ最近はチームから様々な意見が寄せられている。レッドブルは懸念を表明しているが、見解で対立しているメルセデスに対し、またしても反論を行なった。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が懸念しているのは、2026年から内燃エンジンと電動モーターの出力比率が50対50となった際、場合によってはストレート上でバッテリー切れが発生してしまうのではないかというモノだ。

 “フランケンシュタイン”のようなクルマとなってしまうことを懸念しているホーナー代表は、2026年からの新規則の見直しの必要性を訴えている。

 ただ全てのメーカーが同様の見解を持っている訳では無い。メルセデスF1のトト・ウルフ代表は「レッドブルのPUプログラムが上手くいっていないから怯えている」と指摘。しかしホーナー代表は、F1全体を考えた上での懸念だと一蹴しつつ、新たな反論を展開した。

関連ニュース:

 ホーナー代表は事実は“逆”であり、レッドブル・パワートレインズでの開発は一部のライバルに先んじているため、新規則の潜在的な限界を最初に発見したのだと主張した。

「彼は“カスタマー”であり、HPP(メルセデスのPU開発部門会社/ハイパフォーマンス・パワートレインズ)の事業には関わっていない。トトがPU事業にどれだけ近い位置なのか私には分からない」

「私が(PU)事業から得ているフィードバックや、プログラムが実際に稼働し始めてシミュレーションも固まり始めると、いくつかの限界が見えてくる。これは避けられないことだ」

「おそらく、我々がかなり上手くいっていることから、いくつかの制限が見えてきているのだろう」

「そして、PUメーカーとしての自己利益のためではなく、全体を見ているし、パワー不足を補うためのアクティブエアロを備えたシャシーレギュレーションで妥協しなければならないことを考えれば、(PUにおける動力源の)比率を調整するのに遅すぎるということはないと思う」

「それほど時間はかからないはずだ。全てを白紙からやり直すわけではないからね。燃料流量で実現するのか、どれで行なうのかは分からないが、素晴らしいレースを実現するためには比率を少し変える必要がある」

Red Bull Powertrains HQ

Red Bull Powertrains HQ

Photo by: Jon Noble

 なおレッドブルは、PUをシャシーと同一拠点で製造するメーカーとしては、フェラーリに次ぐふたつ目のチームとなる。

 ホーナー代表はレッドブル・パワートレインズにおける彼の役割について尋ねられると、次のように答えた。

「周囲に優秀なチームを据える必要があり、いかに効率よく仕事をするかがカギだ」

「私は常に、権限を与える人物には結果と役割に責任をもたせることを尊重する立場をとってきた。なぜなら私にPUの設計がどうだと伝えても、私にはできることがないし、意味がないからね」

「私にできることは、方向性を定めて目標を設定し、彼らが適切な設備やインフラ、サポートを確実に受けられるようにすることだ」

「つまり、適切なチームと周囲とのつながりを持ち、そして時間をどのように分配するのかが重要なんだ」

Additional reporting by Jonathan Noble

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 アストンマーチン、F1イギリスGPでの7位は「ダメージ最小限」 前半戦絶好調で期待が高まるのは”当然”

次の記事 スペイン・マドリード市街地でのF1レース開催決定は近い? 開催予定地の代表は“契約間近”と主張

More from

Adam Cooper



アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

F1

F1

日本GP

2024/04/15

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」



鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1

F1

日本GP

2024/04/12

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」



F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

F1

F1 2024/04/11

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

More from

Toto Wolff



フェルスタッペン、移籍の噂が再燃!? バカンスをメルセデスのウルフ代表と満喫

F1

F1 1 ヵ月前

フェルスタッペン、移籍の噂が再燃!? バカンスをメルセデスのウルフ代表と満喫



トト・ウルフは「賢すぎる」からフェルスタッペン獲得はない! 元ハースF1代表の見解

F1

F1

バルセロナ-カタルニアGP

2 ヵ月前

トト・ウルフは「賢すぎる」からフェルスタッペン獲得はない! 元ハースF1代表の見解



復活のハミルトン、メルセデス勢に割って入る予選2番手。ウルフ代表「彼はマシンが合っていれば侮れない存在」……注目はスタート?

F1

F1

バルセロナ-カタルニアGP

3 ヵ月前

復活のハミルトン、メルセデス勢に割って入る予選2番手。ウルフ代表「彼はマシンが合っていれば侮れない存在」……注目はスタート?

More from

メルセデス



僅差でポール逃したアントネッリ。ターン13でのミスが尾を引く「もう一度攻めるだけの自信が持てなかった」

F1

F1

スペインGP

1 日前

僅差でポール逃したアントネッリ。ターン13でのミスが尾を引く「もう一度攻めるだけの自信が持てなかった」



最大の不確定要素はタイヤのデグラデーション? ラッセル「FP1のままなら6回ストップが最速だろうね!」

F1

F1

スペインGP

1 日前

最大の不確定要素はタイヤのデグラデーション? ラッセル「FP1のままなら6回ストップが最速だろうね!」



ラッセルのPU交換は10月末の“ADUOアップグレード待ち”。それまでグリッド降格を避ける格好に

F1

F1

スペインGP

1 日前

ラッセルのPU交換は10月末の“ADUOアップグレード待ち”。それまでグリッド降格を避ける格好に

最新ニュース



序盤の“2ポジション返還”がなければ、フェルスタッペンはマドリンク初代勝者になっていた? レッドブル代表は「今日は2位が最高の結果」と否定

F1

F1 F1

スペインGP

25 分前

序盤の“2ポジション返還”がなければ、フェルスタッペンはマドリンク初代勝者になっていた? レッドブル代表は「今日は2位が最高の結果」と否定



タイトル争い首位浮上のマルケス、100点超の差縮める超絶追い上げは「ライバルからのプレゼントありき。甘美な味わい」

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

40 分前

タイトル争い首位浮上のマルケス、100点超の差縮める超絶追い上げは「ライバルからのプレゼントありき。甘美な味わい」



レーシングブルズ、スタート直後にサインツJr.と接触の角田裕毅は「少なくとも1周0.5秒をロスしていた」と語る

F1

F1 F1

スペインGP

56 分前

レーシングブルズ、スタート直後にサインツJr.と接触の角田裕毅は「少なくとも1周0.5秒をロスしていた」と語る



アストンマーティン&ホンダ、共に進める”改善”にはまだまだ余地あり「シャシーの開発は、PUの開発よりも早く進歩できることを忘れてはいけない」

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

アストンマーティン&ホンダ、共に進める”改善”にはまだまだ余地あり「シャシーの開発は、PUの開発よりも早く進歩できることを忘れてはいけない」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録