クルサード、イギリスGPのSCチェッカーに苦言「エンターテインメント性を常に意識し続けるべき」
デビッド・クルサードは、F1イギリスGPがセーフティカー先導で盛り上がりに欠ける形で終了したことを受け、FIAに対しエンターテイメント性を優先するよう強く求めた。
元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、イギリスGPが盛り上がりに欠けるセーフティカー(SC)フィニッシュとなったことを受け、FIAに対し「エンターテイメント性」を優先するよう強く求めた。
シャルル・ルクレールが今季初優勝を飾り、フェラーリにとっても記念すべき通算250回目のグランプリ勝利となったイギリスGP。しかし、レース終盤にレッドブルのマックス・フェルスタッペンがグラベルでマシンを止めたことでSC導入。そのままフィニッシュとなったため、レースは盛り上がりに欠ける結末となった。
フェルスタッペンがストップしてからフィニッシュまでは6周あり、リスタートが期待されていた。実際、SC走行中にピットインし、新しいタイヤでリスタートに臨もうとしたマシンも複数いた。
ポッドキャスト『Up To Speed』に出演したクルサードは、エンターテイメント性を維持するためにルールに多少の寛容さが必要だったと主張した。SCフィニッシュすべきだったかと尋ねられると、クルサードは「そうはしたくない」と説明した。
「確かにルールや規制はあるけれど、我々はエンターテイナーなんだから、その点を常に意識し続けるべきだ」
「もちろん、レース終了まで残り1周以内に周回遅れのマシンを先頭集団の後方へ戻す手続きが行なわれた場合、その後にレースを再開してはならないというルールがある」
「ただ、その手続きはもっと迅速にできると思う。本当にそう思っている。セーフティカーが出た時点で全車のペースは制限される。確かにセーフティカーはまず首位を捕まえなければならないが、それが終われば誰もオーバーテイクはできない。その間に周回遅れの処理を素早く進めることは可能なはずだ」
FIA Safety Car
Photo by: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images
一方で、レースディレクターが大きなプレッシャーの中で判断していることには理解を示しつつ、クルサードは今回の出来事から学ぶ必要があると強調した。
「こういう経験を積み重ねて学んでいくものだ。とはいえ、最後が1周だけのスプリント勝負にならなかったのは少し残念だった。SC先導のままチェッカーフラッグを迎えるより、その方がずっと面白かったはずだからね」
レース後FIAは、SCがチェッカーフラッグまでコースに留まった理由について、次のような声明を発表した。
「セーフティカー運用に関する規則(B5.13.5条)では、周回遅れのマシンを隊列に復帰させる手続きの後、1周を完了しなければならないと定められている。レースオペレーションはこの手順に従って対応した。
「また、『SAFETY CAR IN THIS LAP(この周でセーフティカー退去)』という表示は、ソフトウェアの不具合によって誤って表示されたものだった」
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