「特殊かつ長い道のりだったから、より嬉しい」デ・フリーズ、アルファタウリからのF1フル参戦デビュー待ちきれず
アルファタウリから今年F1フル参戦デビューするニック・デ・フリーズ。彼は遠回りでF1にたどり着いているが、その経験は役に立つものだと語っている。
アルファタウリは2月11日に新車AT04のカラーリングを発表し、新シーズンに向けた動きを加速させている。同チームから新たにフル参戦デビューを飾るニック・デ・フリーズも、非常に楽しみにしている様子だ。
デ・フリーズは2019年にFIA F2でチャンピオンに輝いたが、その後F1昇格の道がなく耐久レースやフォーミュラEに挑戦。メルセデスのドライバーとして、2020-2021シーズンのフォーミュラEチャンピオンに輝いた経歴を持つ。
2022年にはイタリアGPでアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の代役としてF1デビューのチャンスをつかみ、9位入賞を達成。今年のF1フル参戦につながった。
F1フル参戦までに“回り道”をしてきたデ・フリーズは、現在28歳。近年のF1ルーキーとしては、遅いデビューだと言える。
そんなオールドルーキーのデ・フリーズは、アルファタウリのAT04カラーリング発表に合わせて公開されたインタビューの中で、そうした回り道も無駄ではなかったと語っている。
「まず最初に、自分の夢を実現する機会を掴むことができてハッピーだ。結果を出すために、やる気に満ち溢れているよ。僕のこれまでの道のりは少し特殊かつ長いモノだった。だからこそ、このチャンスを得ることができたのがより嬉しく思えるし、このチャンスを活かして自分の価値を証明するためのモチベーションが溢れているんだ」
デ・フリーズはF1フル参戦デビューへの想いをそう語る。そして、新人としてのプレッシャーについては次のように口にした。
「多少の健全なプレッシャーは常にあるものだけど、それは集中を維持するためにも必要なものだと思う。僕はまだまだルーキーと言っていいだろうから」
「何台かのマシンを試すチャンスはあったけど、コース上で過ごす時間は限られたものだった。アルファタウリで1回、メルセデスで2回あったルーキードライバーのテストを除いて、ほかのプラクティスには参加していない」
「FP1への参加は、僕にレースウイーク中にパフォーマンスを示す貴重な機会だった。限られた時間の中で、テスト日とは違うプレッシャーもあった」
「自分の価値を示すチャンスなんだけど、同時に得るものよりも失ってしまうかもしれないモノの方が多いんだ。でも、大事な経験だった」
「異なるチームや、様々な環境において取り組んできたことはとても役に立った。でもコース上で過ごした時間という点では、他のルーキーよりも経験が少ないと思う。僕はちょっと年もとっているけど、他のチャンピオンシップで争うチャンスがあったのは、自分自身の経験値を上げる助けになったと思う」
なおデ・フリーズはアルファタウリに溶け込むという点では、チーム側に「とても暖かく迎えられた」と語り、チームメンバーと多くの時間を過ごしてきたとコメント。シーズンインが待ちきれないと話した。
「彼らは僕の加入にワクワクしてくれているみたいで、すぐに溶け込めるようにできることは何でもしてくれた。僕も様々な部門のエンジニアやチーム内の人達と多くの時間を過ごしてきた」
「僕の好みや、同時に弱点や改善の余地がある部分にも目を向けて来て、フィジカル面の準備でもうまく時間を使えてきたと思う。助走期間を楽しんでいるし、シーズンがスタートするのが待ちきれないよ」
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