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“予選Q4”は本当に実現する? 過去の事例から慎重な意見も

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“予選Q4”は本当に実現する? 過去の事例から慎重な意見も
執筆:
2019/04/22 6:09

F1では現在、予選に新たなセッションを追加するかどうかについて、議論が進められている。

 現在はQ1〜Q3の3つのセッションに分けてノックアウト方式で行われているF1の予選だが、ストラテジーグループの間では今年に入って、4つ目のセッション、いわゆるQ4の新設について議論が進められている。

 そのアイデアの根底にあるのは、トップチームにさらなる不確定要素をもたらすことであり、セッションを増やすことでスターティンググリッドに波乱が生じる可能性が高まることも期待されている。

 仮にQ4が追加されるのであれば、そのフォーマットはQ1〜Q3でそれぞれ4台ずつが脱落し、Q4で8台がポールポジションを争うというものになると考えられている。

 しかしながら、この提案には反対意見がないわけではない。いくつかのチームは、ピレリから供給されるタイヤのセット数が増えない限り、4つの予選セッションを消化するのに十分なタイヤ数がないのではないかと疑問に感じている。既に現在でも、中団チームがQ3に進出したとしても、すでに1セットしか新品タイヤが残っておらず、走行を控えなければならないというシーンも珍しくない。

 3つのセッションからなるノックアウト方式の予選フォーマットは、2006年以来変わっていない。その後、レース中再給油の禁止などを受けていくつかのマイナーチェンジが行われ、現在に至る。

 F1ファンにとって予選の新フォーマットという点では、2016年に一時的に採用された“時限ノックアウト方式”が記憶に新しいのではないだろうか。この方式ではQ1〜Q3の3セッション制に変わりはないものの、一定時間が経過すると90秒ごとに1台ずつ脱落していくというものだった。

 よりエキサイティングな予選を目指してのルール改正だったが、蓋を開けてみればタイヤ温存の観点から各車早めにタイムを計測し、Q3の終盤には誰もコース上にいないという状況が生まれた。そのため多くの批判を浴び、予選フォーマットはたったの2レースで元に戻された。

 3年前のこの試みに対しては、「下手なテコ入れはかえって逆効果だ」という論調が大半であった。そのため今回のフォーマット変更に関しても、ルール決定に関わる人たちから慎重な意見が聞かれている。

 果たして予選Q4は実現し、予選をよりエキサイティングなものにするのだろうか? その答えは3年前のように、蓋を開けてみなければわからないのかもしれない。 

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シリーズ F1
執筆者 Luke Murphy