挫折は成長の大きなチャンス! マクラーレン代表「ロシアGPの経験が、ノリスとチームを強くする」

マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、F1ロシアGPで勝利を目前にしながら失意の7位に終わったランド・ノリスについて、もっと強いドライバーとなって立ち直るだろうと語った。

挫折は成長の大きなチャンス! マクラーレン代表「ロシアGPの経験が、ノリスとチームを強くする」

 F1第15戦ロシアGPの決勝レースをポールポジションからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)は、終盤までルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え、首位をキープしていた。

 しかし残り10周を切ったところで、急に雨が降り出した。ノリスとマクラーレンはインターミディエイトタイヤへの交換を遅らせたが、雨は土砂降りになってしまった。その結果、ノリスは大幅にタイムロス。先にタイヤを交換したハミルトンの首位浮上を許してしまい、ノリスは7位でフィニッシュした。

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 前戦イタリアGPではノリスのチームメイトであるダニエル・リカルドが優勝。今回こそは自分に勝利の大きなチャンスがあっただけに、それを逃したことで「打ちのめされた」と、ノリスは語った。

 しかし、マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、ノリスが今回の挫折を引きずることはないと確信しており、この経験を経てより強いドライバーになると考えている。

「この経験が彼やチームをより強くすると思う。こうした瞬間はチームとして、最も多くのモノを学ぶことができるからだ」

 ザイドルはロシアGPで感じたフラストレーションの影響について、motorsport.comにそう語った。

「すべてが計画通りに進んでいる時は常に楽なものだ。今回のような瞬間には大きな失望を感じるが、ランドと共に学び、次のチャンスにチームとしてより上手く対処できるはずだ」

「これもスポーツの一部だ。ジュニアカテゴリーでも、このようなことが起こって、大きな失望を味わうことは変わらない。特に、彼が大きな成功を目前にしていたときはなおさらだ」

「しかし、彼は十分な経験を積んでいると思うし、チームも同様だ。この状況からさらに強くなって立ち直ることができるだろう」

 決勝レース終盤、ハミルトンはなかなかノリスに近づくことができなかった。残り周回数が少なくなるにつれて、ノリスの勝利は確実かと思われた。

 もしドライコンディションのままだったなら、彼が勝利していたはずだという推測を否定する理由はほとんどないが、ザイドルは「そうなったかもしれない」と考えることに時間を費やすつもりはないという。

「私は、こうできたかもしれない、ああするべきだったかもしれないなどと考えて、エネルギーを無駄にしない人間だ」

「事実を見て、何ができたかを分析して、リセットしてからもう一度やり直すんだ」

「何ができたかを考えて、時間を無駄にはしない。例えば、彼が初めて勝つために何ができたかなんてね。彼はがっかりしているし、我々は最後の3ラップの結果には落胆している。しかし悔しさや失望は、自分を前進させてくれるモノではない」

 ザイドルは、マクラーレンがF1で順位を上げていく中で、時に今回のような障害があることは分かっていたが、それは長期的にはメリットにしかならないと考えているという。

「旅の一部として、常に上へ上へと進むわけではないことを受け入れなければならない」

「それが普通だ。今回のようなことが起きればかなり落胆するが、謙虚さを保ち、足を地につけるための機会でもある」

「重要なのは、すべてのライバルに敬意を払い、ただ学び続けることだ。チームから見えているあらゆることを踏まえれば、私は非常に満足しているし、自信を持っている。我々の旅に必要なものが全て整えば、レッドブルやメルセデスと定期的に戦えるようになるだろう」

「またコースによっては、ポールポジションや優勝を狙える位置にいることが分かってきたことも、とても嬉しく思っている」

 
 

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