F1は新メーカーを呼び込める?「”フレッシュなイメージ”が大切」とドメニカリCEO
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、F1が”フレッシュなイメージ”を求める自動車メーカーを惹きつけることができると期待している。
写真:: Motorsport.com
F1では現在、メルセデスとフェラーリ、ルノー、ホンダの4社がパワーユニット(PU)を供給しているが、2021年限りでホンダが撤退することが決まっている。
F1はハイブリッド技術への取り組みを続けており、PUのレギュレーションが刷新される2026年には、現行PUよりもシンプルで安価なPUを導入しようという動きがある。また、この新PU導入は2025年に前倒しされる可能性もある。
2030年までにカーボンニュートラル化を果たすという目標を掲げているF1は、新たなメーカーを呼び込むべく、将来的にF1に何を求めるかについて自動車メーカーと定期的に話し合いを続けている。
新たにF1のCEOに就任したステファノ・ドメニカリは、現在はF1参戦に積極的ではないメーカーとも話し合いを行なっているものの、そうしたメーカーは今は”黙っていることを好んでいる”という。
一方で、メーカーが将来的にどのような価値をF1に求めているのかを知り、勇気づけられたとドメニカリは明かした。
「良いニュースは、F1というプラットフォームを使って、何を持ち帰ることができるのかを理解しようとしている人々や非常に重要な企業がいるということだ」
ドメニカリはスカイスポーツF1とのインタビューでそう語った。
「技術的な面だけでなく、F1が自動車メーカーにもたらす価値についてもそうだ」
「今日、自動車メーカーが抱えている最大の課題のひとつは、”フレッシュさ”を感じさせることだと思う。オールドタイプのメーカーと新興メーカーとの間で、そういう戦いがあるんだ」
「メーカーは、彼らの将来のために必要な、フレッシュなイメージを求めてF1のプラットフォームを利用することができると思う」
ドメニカリは、若い世代のファンが将来に興味を持ち続けるために、F1は新しいメディアやプラットフォームと関わり続けることが重要だと強調した。
「もしかしたら当初は、テレビでF1を放映しているようなメディアは、ここ数年と比べるとNetflixのようなプロダクトに対して消極的だったのかもしれない」
「しかし結局の所、それはどちらにとっても有益だった。片方がもう片方を活性化していたのだ。だからチャンスを失わないようにするためには、全体的なアプローチが必要だと思う」
「若い世代は複数のつながりを持っているから、我々もマルチなプログラムを提供しなければならない。もし我々の提供する番組がつまらないものであれば、人々はチャンネルだけでなく、テーマへの興味も失ってしまうだろう」
「チームの意見はもちろんだが、関係者の意見も重要だ。適切なオファーを準備するために、専用のミーティングを行なって、チャンスを失わないようにしていかなければいけない」
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