ハミルトンの契約延長はまだ? F1ドメニカリCEOもヤキモキ「ハミルトンがF1に残ることを願う」
F1のステファノ・ドメニカリは、ルイス・ハミルトンを称賛し、彼がメルセデスとの契約を結んでF1に留まることを望んでいると述べた。
2020年、メルセデスと共に自身7度目のF1ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトン。しかし、彼とメルセデスの契約は昨シーズンまでとなっている。今後数週間以内に、メルセデスはハミルトンとの新契約をまとめると予想されているものの、現実としてハミルトンが2021年シーズンもF1を戦うかどうかは未確定となっている。
メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、新型コロナウイルスに感染したハミルトンの代役として昨年のサクヒールGPを戦い見事なパフォーマンスを見せたことから、彼が最終的にハミルトンの後継者になると言われている。
ハミルトンがF1を電撃引退しラッセルが急きょメルセデスのシートに座るという可能性も、ハミルトンが新契約を結ぶまでは完全に否定することはできない。
かつてフェラーリのチーム代表を務め、2021年からはF1のCEOに就任したステファノ・ドメニカリは、将来的にハミルトンとラッセルがグリッドに並ぶことを切望しており、ハミルトンにはスポーツ以外の面でもチャンピオンシップに加わる価値があると称賛している。
「ふたり(ハミルトンとラッセル)とも素晴らしいドライバーだ」
ドメニカリは一部メディアにそう語った。
「2008年に、FIAの授賞式で私がフェラーリのコンストラクターズチャンピオンのトロフィーを受け取り、ルイスがドライバーズチャンピオンのトロフィーを受け取っている写真がある」
「彼は信じられないほどのドライバーであり、素晴らしい男でありアスリートなんだ。彼はスポーツ以上の何か別次元のモノを、F1にもたらしていると私は思う」
「だから、ミハエル・シューマッハー時代の後には誰も成し遂げられないと思っていたことを目指し、彼が戦っている姿を見られたら素晴らしいことだと思う」
「ジョージはポテンシャルを見せてくれたし、トト(ウルフ/メルセデスのチーム代表)が言っていたように、彼は間違いなく将来のチャンピオン候補になるだろう。だから私としては、このふたりがF1にいるということが重要なんだ」
ハミルトンは、シューマッハーが持っていた通算勝利数とポールポジション獲得回数の記録をすでに上回っている。2021年にチャンピオンを獲得すれば、こちらもシューマッハーの記録を抜き、単独での史上最多記録となる8度目の戴冠を果たすことになる。
ハミルトンの将来は、このオフシーズンの主な話題のひとつとなっているが、それが36歳となったハミルトンの”人生にとって重要な決断”だということに、ドメニカリも理解を示している。
「発表がすぐにでも行なわれることを願っている。彼が今シーズンを戦うことは、スポーツとしても素晴らしいことだからだ」
「新たな記録を達成することへの原動力と、そのプレッシャーは想像できる。私に言えるのは、残って欲しいということだ。まだトトとルイスの間で話をしているなら、それは素晴らしいことだと個人的に思う」
「これはただのリマインドで重要ではないんだが、最初のテストがバーレーンであって、3月末には開幕戦がバーレーンで行なわれる。そのイベントで、ルイスとトトが一緒にいるところが見たいと思っている」
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