ジャック・ドゥーハン、F1昇格の大チャンス到来「モチベーションにはなるけど、プレッシャーはない」
ジャック・ドゥーハンは、アルピーヌとの将来についての話し合いがF2でのパフォーマンスに対するモチベーションになったとしながらも、プレッシャーにはなっていないと主張した。
写真:: Formula Motorsport Ltd
アルピーヌ育成ドライバーのジャック・ドゥーハンには、F1昇格の大チャンスが舞い込んでいるが、アルピーヌと将来について話し合ったことがF2を戦うモチベーションになったと語った。
フェルナンド・アロンソがアストンマーチンへの移籍を発表して以来、後任のドライバー探しに奔走しているアルピーヌ。本来、その座にはデビュー待ち状態だった育成ドライバー、オスカー・ピアストリが就く予定だったが、ピアストリはマクラーレンと契約し、アルピーヌと袂を分かつことになった。
アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、チームにとっての優先事項として、成長するための時間を必要とするドライバーよりも、最初からポイントを獲得できるドライバーを確保することだと語った。
その言葉通り、アルピーヌはアルファタウリからピエール・ガスリーの引き抜きを狙っているが、インディカーに参戦しているコルトン・ハータのF1転向が前提となっており、こちらは頓挫したようだ。
一方、アルピーヌの育成ドライバーであり、F2参戦中のジャック・ドゥーハンにとっては、F1昇格の大チャンスが訪れたと言える。ロッシCEOも、彼については「現在絶好調なので、非常に良いタイミングであることは間違いない」と語っている。
昨年F3でランキング2位となったドゥーハンは、現在F2ランキング4番手。同ポイントに3人並んでいる接戦ではあるが、最終戦のアブダビでランキング5位を確保できれば、スーパーライセンス発給の条件を満たすことになる。
ドゥーハンは、この状況について次のように語った。
「正直、僕はハッピーだよ。というのも、言うまでもなく話し合いをしている状況だからだ。ぼくは間違いなく上手くやりたいと思っている」
「僕にとってはハードワークのモチベーションになっている。これまでハードワークしていなかったわけじゃないけど、より成熟した姿を見せなければならないし、もっと頭を使って、まとめ上げる力を見せなければならない」
「1位じゃなかったとしても、4位が獲れるマシンで4位になるんだ。プレッシャーもないし、自分のしていることを楽しむことができている」
「自分のポテンシャルを引き出して、この瞬間、この時間を楽しむことができるんだ」
ドゥーハンは5月にカタールで、2021年のアルピーヌ『A521』をテスト。初めてF1マシンを味わった。
9月22日(木)にはハンガロリンクでのテストに、アントニオ・ジョビナッツィやニック・デ・フリーズと共に参加し、シート獲得に向けてアピールする予定だ。
ドゥーハンは、自身の将来が騒がれているにもかかわらず、その議論に「あまり巻き込まれないようにしている」と語った。
「もちろん、パフォーマンスを発揮する上で良いタイミングだけど、何が起きているかに関係なく、パフォーマンスを発揮するべきなんだ」
「このような状況の中で、僕は正直なところ、あまり巻き込まれないようにしようと思っている。自分がコントロールできること、自分のクルマに集中しようとしている。それ以外のことはあまり心配していない」
「僕はただ良いパフォーマンスをして、自分に何ができるかを示し、良い結果を出したい」
「そして最終的に何が起きるか見てみよう。でも僕は今、F2が大好きなんだ」
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