女性ドライバーが初めてメルセデスF1マシンを走らせる……F1アカデミー王者パン「実力を示せてよかった」
女性ドライバーのドリアーヌ・パンが、シルバーストン・サーキットで行なわれたテストでメルセデスのF1マシンを初ドライブ。女性ドライバーとして初めて、同チームのF1マシンをドライブした人物となった。
Doriane Pin, Mercedes
写真:: Mercedes AMG
2025年のF1アカデミー王者であるドリアーヌ・パンが、シルバーストン・サーキットで初のF1テストを完了した。メルセデスのF1マシンを走らせた、初の女性ドライバーとなった。
パンは17日(金)に、シルバールトン・サーキットでのテストに参加。2021年にコンストラクターズタイトルを獲得した時のマシン”W12”を駆り、サーキットを76周、合計200kmを走破した。メルセデスの現役ドライバーであるジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリも、この走行を見守った。
「今日初めてF1マシンをドライブできたのは、信じられないような体験でした」
パンはそう語った。
「このような機会を与えていただいて、素晴らしいチームに囲まれていることに、心から感謝しています。またとない機会だったから、最高のパフォーマンスを発揮すると共に、1日を思い切り楽しみました」
「女性ドライバーであることは私の全てではありませんが、女性ドライバーに何ができるかを示すことができたのは素晴らしいことでした。とても感動的な1日でしたし、家族とこの経験を分かち合えたことに感謝しています」
「W12はこれまでドライブしてきたマシンとは全く違います。全てが異なり、大きく、そしてパワフルです。ラップを重ねるごとに自信をつけ、自分の実力を示すことができてよかったです」
2023年にはジェシカ・ホーキンスがアストンマーティンF1のプライベートテストに参加した。パンはそれに続いてF1マシンをドライブした女性ドライバーということになった。なおメルセデスのF1マシンを走らせた女性ドライバーは、パンが初めてである。
「若いドライバーにとって、F1マシンを初めてドライブすることは、どんな時であっても特別な経験となる」
メルセデスのドライバー育成アドバイザー、グウェン・ラグルーはそう語った。
「今日、ドリアーヌがメルセデスのF1マシンをドライブした史上初の女性ドライバーとなったことは、さらに特別な意味を持つ」
「次世代の女性ドライバーたちに、F1マシンをドライブするというのは実現可能なことだと示すことができ、大変誇りに思う。今後数年のうちに、F1で女性ドライバーが活躍する姿を目にすることができると確信している。そしてもしそれが我々のチームで達成されれば、チームとしてこの上ない誇りとなるだろう」
「ドリアーヌがチームの開発ドライバーとしてのキャリアを継続していく中で、彼女の後に続くドライバーたちにとって、間違いなく大きなインスピレーションを与えることになるだろう」
メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、パンのプロ意識に感銘を受けたという。
「ドリアーヌが今日、W12でテストを終えてくれたのは素晴らしいことだった」
そうショブリンは語った。
「これは、非常に刺激的で将来有望な彼女のキャリアにおける大きな一歩であり、メルセデスF1マシンをドライブする初の女性ドライバーという快挙でもある」
「彼女の優れた準備とプロ意識は、チーム全員を感心させた。彼女は自分の成し遂げたことを、本当に誇りに思うべきだ。どのカテゴリー出身であっても、F1マシンに乗ることは常に大きなステップであるが、彼女は最初の数周でまるで自分のマシンのように乗りこなし、限界までマシンを走らせることを楽しんでいた」
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