DRSトラブルのヒュルケンベルグ「ルノーの信頼性は十分じゃない」
リヤウイングのトラブルにより日本GPをリタイアに終わったニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーの信頼性は十分ではないと語る。

ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは今シーズン、パワーユニットの信頼性に関する問題に幾度か見舞われた。さらに、モナコGPでは絶好のポジションにつけていたにもかかわらず、ギヤボックストラブルに遭遇することになった。
ヒュルケンベルグは、日本GPでも入賞圏内を目指してハースやウイリアムズのマシンを追っていた。しかしロマン・グロージャン(ハース)を抜こうと1コーナーに突入した際、DRSが閉じないというトラブルに見舞われ、スローダウン。ピットに戻ったもののメカニックは修復することができず、リタイアせざるを得なかった。
「いつもなら、スロットルを戻すかアクティベートを解除すると、フラップは戻るんだ」
ヒュルケンベルグはそうmotorsport.comに対して語った。
「今回の場合は、フラップが開いたままになっていた。金属製のシムが壊れ、油圧の機構も壊れてしまったんだ。それで、動かなくなってしまった」
「それは1コーナーで起きた。ちょっと変な感じがして、次のコーナーでも変な感じだった。僕は危ないと思ったんだ!」
「それから、僕はミラーを見た。すると、(フラップが)開いたままだった。セクター1は全く良くなかったし、正直言ってちょっと怖かった!」
ヒュルケンベルグは、ルノーは信頼性に集中すべきだと語る。
「(信頼性が不足しているのは)絶対に素晴らしいことじゃない。しかし、それは僕らがすべき開発の一部分だ」
「その弱点が再び露見してしまった。マシンの信頼性は十分ではなく、パフォーマンスの面でもそうだ。僕らがしなきゃいけない仕事は、まだまだたくさんある」
ヒュルケンベルグは、間違いなく8位で終わることができるだろうと、期待していたという。
「レースはかなりうまくいった。僕らは硬い方のコンパウンド(ソフトタイヤ)でスタートし、最初のスティントを引き延ばしたんだ。僕らはライバルたちとは逆のことをした。それはかなりうまくいったんだけど、デグナーふたつ目でミスしたせいで、レースを少し難しくしてしまった。コースオフして砂利の上を走ったことで、4秒失ってしまったんだ」
「それがなければ、僕はピットインした後、(フェリペ)マッサ(ウイリアムズ)やハース2台の前に戻ることができたかもしれない。レースでは、僕らのマシンはまずまず良かった。でもグロージャンを抜こうとした時に、DRSの問題が起きたんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Adam Cooper |