F1 日本GP

今ごろ日本で活躍してたかも? F2王者&アストンF1リザーブのドルゴビッチ、スーパーフォーミュラ参戦が実現しかけていたと明かす

アストンマーティンのリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチは、スーパーフォーミュラ参戦の話が実現寸前のところまで進んでいたことを明かした。

戎井健一郎

公開日時: 2025/04/07 9:56

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Felipe Drugovich, Aston Martin

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 2026年からホンダのパワーユニットを積むことから日本のファンにも注目されているアストンマーティンF1チーム。このチームで現在リザーブドライバーを務めているのが、フェリペ・ドルゴビッチだ。

 ドルゴビッチは2022年のFIA F2でチャンピオンを獲得。F3時代の2019年にはカーリンで名取鉄平と、F2時代の2020年にはMPモータースポーツで松下信治ともチームメイトだった、日本とも何かと縁のあるドライバーだ。そんなドルゴビッチ、今年の日本GPが初の訪日だという。

 2022年のF2でドルゴビッチは、それまで中堅チームという評判だったMPモータースポーツで安定して優勝や上位入賞を繰り返し、ライバルに大差をつけてチャンピオンに輝いた。その一番の要因を尋ねると、「ドライバーだよ(笑)」とクールな表情を一瞬崩してみせた。

 彼は当初2022年にF2での3シーズン目を戦うつもりはなかったが、2021年の年末にMPからオファーの電話を受けたのだという。チームの過去の戦闘力的に悩むところもあったようだが、ネックであった金銭面も少しサポートしてもらったこともあり、参戦を決断。それが結果的にF2でのタイトルに繋がり、ひいてはF1リザーブドライバー就任にも繋がった。彼はこのことを「人生で最良の決断だった」と振り返る。

 2023年以降は、アストンでのF1リザーブ、テスト業務がメインとなり、その他のレース活動は控え目な印象のドルゴビッチ。しかし彼は、スーパーフォーミュラ参戦に近付いていたこともあったと明かした。実際に国内レースのパドックでは、ドルゴビッチが当時スーパーフォーミュラに参戦していたTGM Grand Prixと交渉したという情報があった。

「これまでたくさんの話があった。実際もう少しのところまで来ていたんだけど、既に組んでいたスケジュールとの噛み合わせがよくなかったんだ。これ(F1リザーブ)もそうだし、キャデラックでハイパーカーに乗ったりもしているからね」

 ドルゴビッチはそう説明した。

「そういったことがうまくいかなかった。だから結局やらないことになったけど、もし参戦できたらクールだと思うよ」

「(スーパーフォーミュラで)走れたらいいなと思っているのは確かだ。あのマシンは走らせるのが楽しそうだから、ぜひ乗ってみたい。F2とF1の中間という感じでとても速い。いつか良いチームに入って上位争いができるようなチャンスが舞い込んでくればと思っている。でも、今はそういう話はないんだ」

 アストンマーティンはここ数年、大ベテランのフェルナンド・アロンソと、チームオーナーの息子であるランス・ストロールという不動のドライバーラインアップを築いている。とはいえ、今のドルゴビッチにとっては様々なレースに参戦することよりも、わずかでもF1のチャンスがある限りはF1パドックに居続けることが重要と考えているという。

「F1に行けるのならいつだって行きたい。そのためにはやれることはなんだってやらないといけない」

「もし無理だと分かったら、その時はきっぱり忘れて別のところへ移る必要がある。例えばスポーツカーカテゴリーに専念したりね。でも可能性があるうちは、できる限りのことをしてF1を目指したい。だからここ(F1パドック)に留まるのは正しい決断だと思っているよ」

 

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