9月開催のF1オランダGP、1日あたり10万人の観客動員を目指す「事態が急速に良い方向に向かっている」

ザントフールトで9月に開催される予定のF1オランダGPは、1日あたり10万人以上の観客動員を目標としているようだ。

9月開催のF1オランダGP、1日あたり10万人の観客動員を目指す「事態が急速に良い方向に向かっている」

 2021年シーズンのF1は、第13戦としてオランダGP(9月5日決勝)をザントフールト・サーキットで開催する予定となっているが、グランプリの主催者は1日あたり10万人以上の観客動員を目指しているようだ。

 昨年、1985年以来のグランプリ開催を予定していたオランダGPだが、コロナ禍の影響で断念。今季は時期も5月から9月に変更され、万全を期して開催を目指している。

 オランダのマルク・ルッテ首相は先週、オランダ国内での新型コロナウイルス規制を緩和する計画を発表。ロックダウンを6月5日に事実上終了させることになった。

 更に、ヒューゴ・デヨング公衆衛生担当大臣は、9月1日からソーシャルディスタンスの維持やマスク着用の義務が廃止される見込みであると述べている。

 昨シーズンは大半のレースが無観客で行なわれたF1も、今季はスペインGPやモナコGPの2レースも含め、着実にファンが戻りつつある。

 こうした状況を受けて、元F1ドライバーでありオランダGPのスポーティング・ディレクターであるヤン・ラマースは、9月のザントフールトに満員の観客を迎え入れることができると楽観的に考えているようだ。

 2020年のイベントが中止になる前に1日あたり10万5000人の観客動員が見込まれており、2020年のチケットが2021年のイベントでも有効であることから、ラマースはこの数字を達成したいと考えている。ただ、そのためにはそれまでに1.5mのソーシャルディスタンスを保つというルールが撤廃されなければ実現できないと認めている。

「急速に良い方向に向かっているが、それ自体はそれほど不思議なことではない」とラマースはmotorsport.comのオランダ版に語った。

「今や誰もが、ウイルスにどう対処すべきかを知っている。また、コロナに感染したことのある人や、ワクチンを接種したことのある人もいる」

「それらを総合すると、いずれにしても誰かからウイルスをもらっても大丈夫な観客がすでに一定数いることになる」

「今のところ、その数がどの程度なのかはっきりしたことは分からない。だが良い方向に向かっているので、素晴らしいと思う」

 以前、レースを財政的に成り立たせるためには、大量の観客動員が必要だと明言していたラマースは、7月初旬までにレースの開催を決定しなければならないと考えている。

「我々は論理と常識を踏まえて決断をすると思う」とラマースは話す。

「論理的に全てを整えるためには、2ヵ月が必要だ。仮設のグランドスタンドなどを設置するためには、だいたいそのくらいの期間が必要だから、そのくらいが期限となる」

「しかし今起きていることは、この1年とは言わないまでもこの数ヵ月に起きたあらゆるポジティブなことが積み重なった結果なんだ。我々はそれを誇りに思うことができる」

「キングスデー(国王誕生日)のような日があっても、(感染状況などの)数字が悪化していないことが分かった。これは素晴らしい兆候だと思う。この傾向が続き、我々が期待している以上のスピードで改善されていくかもしれない」

 オランダ人ドライバーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は現在、ポイントランキングの首位に立っている。ラマースは、できるだけ多くのファンを迎えて、フェルスタッペンを応援したいと考えているという。

「オランダGPが開催される頃にまだそう(フェルスタッペンがポイントリーダー)だったらと想像してみてほしい。どれくらい美しいレースにしたいと思うだろう」

「F1がザントフールトに戻ってきて、オランダ人がグリッドについていて、そのドライバーが定期的にレースに勝ち、ランキングトップに立っていたら……」

「5、6年前にそんなことを誰かに言ったとしたら、あなたはクレイジーだと言われただろうね!」

 
 

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