ついに本格走行デビューの“レッドブル製PU”。第一印象は悪くない?「完璧ではないが、きちんと機能している」
自社製のパワーユニットを初めて本格走行させたレッドブル陣営。完璧ではないにしても、まずまずの第一印象を得たようだ。
写真:: Formula 1
バルセロナで行なわれているF1シェイクダウンテストの初日は、レッドブルと姉妹チームのレーシングブルズにとって実り多いものとなった。前者はアイザック・ハジャーが107周、後者はリアム・ローソンが88周を走行。レッドブル・フォード・パワートレインズ製パワーユニット(PU)の初めての本格テストは、概ね計画通りに進んでいる。
ハジャーはテスト初日に1分18秒159という最速タイムをマークしたが、この時期のラップタイムには大きな意味はない。ハジャーは想定以上の周回をこなせたことが好材料だったと語った。
「とても生産的な一日だった。驚いたことに、想定以上の周回数をこなせた。全体的にスムーズで、トラブルはごく軽微なものだけ。自分たちのエンジンで走る初日としては、かなり印象的だ」
レッドブル創設者である故ディートリッヒ・マテシッツのイニシャルをとって“DM01”と名付けられたこのPU。フォード・パフォーマンスのディレクター、マーク・ラッシュブルックはmotorsport.comに対し、開発の最終段階ではドライバビリティ(扱いやすさ)に重点を置いたと語っていた。その点についても、ハジャーは慎重ながら前向きだ。
「正直、初日としてはかなり良かった」
「僕が(F1)1年目で得た感覚から大きく外れている印象はなかった。シフトアップもシフトダウンも問題なしだ。もちろん細かい調整は必要だけど、全体としては安定している」
現状としては、各チームの最優先テスト事項は信頼性だ。彼らがパフォーマンスランに注力するのは、2月のバーレーンテストになってからだろう。
PUの信頼性という点では、レッドブル陣営は両チームとも満足している。初日はローソンがストップして赤旗の原因となったが、彼も心配はしていない。レーシングブルズ側も「重要な問題ではない。念のため設定していた安全制御が作動しただけ」と説明している。
「今日はかなり多くの周回ができたし、学ぶことも多かった。いくつか小さな問題も起きたけど、初日なので想定内だ。これまでのところまずまずの状態だと思う」
ローソンはそう語る。
「正直、問題が起きたといっても安全面の予防措置によるもので、本当のトラブルではない。PUの面では非常に良い状態だ。ただ、他のチームと比べるのは難しいから、今後数日でさらに学んでいきたい」
レーシングブルズのチーフレースエンジニア、マッティア・スピニも、自社製PUについて前向きな評価を下している。
「パワーユニットはきちんと機能している。完璧ではないが、完璧になるとは思っていなかった」
「改善すべき点はいくつかあるが、レッドブル・パワートレインズのメンバーは非常に誠実で、良い関係を築けている。我々は実質同じチームのようなものだし、今後もこの方向で進んでいけるだろう。引き続き開幕戦に向けてPUの微調整を行なっていく」
ここからの数日間、レッドブル陣営の目標は明確。とにかく走行距離を稼ぐことだ。
スピーニはこう締めくくった。
「まずは信頼性の確認が最優先だ。このテストでは性能評価が主目標ではない。そこはバーレーンで本格的に取り組む」
「ただ、その作業を始めるにあたってまずは新車への第一印象を得て理解を深めたい。そのために走行距離を稼ぎ、自信を築きたい」
なおバルセロナテストは各チーム5日間の内3日間走行することができるが、レッドブルは2日目にも登場。しかし午後にアイザック・ハジャーがウエットコンディションの中でクラッシュを喫し、早めに走行を切り上げる形となった。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。