アウディ、ザウバーとのタッグを正式発表! 2026年から”戦略的パートナー”に
アウディは2026年からのF1参戦に向けて、ザウバー・モータースポーツを”戦略的パートナー”に指名すると発表した。
2026年から、F1にパワーユニット・マニュファクチャラーとして参戦するアウディは、ザウバー・モータースポーツを戦略的パートナーとすることを正式に発表した。このパートナーシップにより、伝統あるスイスのレーシングチームであるザウバーは、2026年以降アウディのファクトリーチームとして、アウディが開発したパワーユニットを使用してレースに参戦することになる。
アウディは8月のベルギーGPの週末にF1参戦を発表。当時からザウバーと組むことになると予想されていたにも関わらず、アウディはパートナーとなるチーム名は明言していなかった。しかし10月末になって、ようやく両者のパートナーシップが正式に発表された。
ザウバーは、次のように声明で述べている。
「このパートナーシップは、チームに新たな高みをもたらすと同時に、献身的な労働力、ヨーロッパ有数の風洞、世界クラスのモータースポーツ製造施設を誇る会社であるザウバーの長期的な将来を保証するものだ」
すでに発表されているように、現在ザウバーと組んでいるアルファロメオが2023年限りでパートナーシップを解消すると発表。アウディとザウバーが組む上で、障害はなくなっていた。
2024年と2025年はザウバーとしてF1参戦を続け、この間チームはフェラーリのパワーユニットを使用する見込みだ。
2026年から、パワーユニットはノイブルグ・アン・デア・ドナウにあるアウディのモータースポーツコンピテンスセンターで製作され、ザウバーはスイス・ヒンウィルの拠点でレースマシンの開発と製造を行なう。レース運営の計画と実行も、ザウバーが担当することになる。
ザウバーはまた、アウディがザウバーの株式を購入することを確認したが、購入時期や持ち株の規模などの詳細は明らかにされていない。
Sauber logo
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
ザウバー・ホールディングスの主要株主で取締役会会長のフィン・ラウシングは次のように述べ、引き続き関与していくことを示唆した。
「アウディはザウバーグループにとって最高の戦略的パートナーだ。我々が価値観とビジョンを共有していることは明らかであり、強力なパートナーシップの中で成功を収め、共通の目標を達成することを楽しみにしている」
アルファロメオの名を冠してF1を戦っているチーム代表のフレデリック・バス-ルは、ドイツのブランドであるアウディを代表することは、組織として「大きな責任」であると認めている。
「アウディAGとザウバー・モータースポーツのパートナーシップは、グリッド上位を目指して前進し続ける我々のチームにとって重要なステップとなる」
「アウディの公式ワークスチームとなることは、名誉であると同時に大きな責任でもある。それは未来への最良の選択肢であり、アウディがF1での旅のために設定した目標の達成に貢献できると確信している」
F1プログラムの責任者であるアウディ取締役のオリバー・ホフマンは、アウディがWECのLMP1プログラムやその他のプロジェクトでザウバーの風洞を使用していることが、提携を決定する上で一役買っていると説明した。
「我々の野心的なF1プロジェクトに、これほど経験豊かで有能なパートナーを得たことを嬉しく思っている」
「我々はこれまでのコラボレーションで、最先端の施設と経験豊富なチームを持つザウバーグループをすでに知っており、共に強力なチームを形成できると確信している」
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