インディ転向のエリクソン、”DRSの欠陥”指摘「適切なバトルと言えるのか?」

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インディ転向のエリクソン、”DRSの欠陥”指摘「適切なバトルと言えるのか?」
執筆:
2019/03/29 8:08

マーカス・エリクソンは、インディカーを戦ったことでF1で導入されているDRSの欠陥を指摘した。

 元F1ドライバーで、現在はシュミット・ピーターソンからインディカーを戦っているマーカス・エリクソンは、DRSで”アシスト”されたレースの欠陥を指摘し、バーレーンGPで3カ所目のDRSゾーンを設定するというF1の決定に疑問を呈した。

 今季からインディカーに挑戦しているエリクソンは、開幕戦セントピーターズバーグではリタイアを喫し、第2戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で初の完走を果たした。COTAは、F1ではアメリカGPが行われていることもあり、エリクソンはF1とインディカーの違いが見えたようだ。

 motorsport.comのグローバル版が、F1バーレーンGPで3カ所目のDRSゾーンを追加するニュースをツイッターで公開したところ、エリクソンはそのツイートに反応。「これについてはよく分からない」と答えた。

「僕がこれまでに見つけたインディカーの素晴らしいところは、DRSがないということだ。それは、コーナーとコーナーの間で、ホイール・トゥ・ホイールの適切なバトルが行われるということを意味する」

「DRSゾーンまでオーバーテイクを待つのではなく、チャンスがある時にそれを狙うんだ」

「DRSはより多くのオーバーテイクを生み出すかもしれないが、それはトラック上で、僕たちが本当に見たい適切なバトルを生み出しているのか?」

「これは僕の意見であって、答えがあると言っているわけじゃない」

「ドライバーの観点からすると、もっとアグレッシブにならなければいけない。チャンスを得た時には、それがトラックのどこであっても、それをモノにしなければいけないんだ。DRSゾーンまで待って、そこで”安全に”オーバーテイクするのではなくてね」

 エリクソンは、「バーレーンのようなトラックは、すでにオーバーテイクの良いチャンスがある」と考えており、F1がDRSゾーンを増やすという決断を下したことに納得できなかったとも付け加えた。

 2019年のF1は空力レギュレーションが改定されたことにより、リヤウイングが大きくなった結果、DRSの効果がより大きくなっていると考えられる。

 エリクソンはDRSよりもインディカーで採用されているプッシュ・トゥ・パスの方が好ましいと話した。プッシュ・トゥ・パスは各ドライバーに一定時間割り当てられ、システムを作動させることでトラックのどの部分でも一時的にパワーを増加させることができる。

 実際にバトルでプッシュ・トゥ・パスを使用したエリクソンは、「相手がコーナー入り口で守っている時に、コーナー出口でオーバーテイクするのに素晴らしいツールだ」と評した。

 一方のF1ではオーバーテイクを増やすため、2019年に向けて空力レギュレーションを調整。開幕戦オーストラリアGPでもDRSゾーンを3カ所に増やした。

 しかしストリートサーキットであるアルバートパークでは、追い越しが難しい状況は変わらなかった。ハースのロマン・グロージャンは、オーバーテイクにまでは繋がらなかったとしても、新しいレギュレーションの影響で他のマシンについていくのは簡単になったと示唆している。

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この記事について

シリーズ F1 , IndyCar
ドライバー マーカス エリクソン
チーム Schmidt Peterson Motorsports , Alfa Romeo
執筆者 Valentin Khorounzhiy
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