再開目指すF1、“イレギュラー”な開催地が入る可能性も? F1CEOが認める
F1CEOのチェイス・キャリーは、2020年シーズンの開催カレンダーには当初予定されていなかったサーキットが加わる可能性と、2021年まで開催がズレ込む可能性があることを認めた。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
2020年のF1は新型コロナウイルスの影響によってシーズンが今も開始できていない状況にある。
F1側は7月のオーストリアGPからシーズンを再開させたいと考えており、今季は15〜18戦の開催を目指しているが、まだ新たな開催カレンダーは公表されていない。
そして言及はされていないものの、当初の開催カレンダーには無かったイタリアのイモラ・サーキット、ドイツのホッケンハイムリンク、ポルトガルのポルティマオ・サーキットが無観客でのレース開催に興味を示しているようだ。
「開幕戦のオーストラリア以来、我々は弛みなく仕事に取り組んできた。我々は2020年のレースカレンダーを取りまとめるためにプロモーターと積極的に連絡を取り合っている」
キャリーCEOはウォール街の投資家との通信でそう語っている。
「我々には主にふたつの課題がある。レースを開催できる場所を特定すること、そしてその場所にレースをするために必要な設備や関係者をどうやって輸送するかだ」
「プロモーター全員と話し合っているし、2020年の当初のカレンダーには載っていない、いくつかのサーキットとも同様に話し合いを行ない、全ての選択肢を探っている」
「我々の目標はシーズンを7月4〜5日にオーストリアで再開することだ。そして次週の11〜12日にも同様にオーストリアでレースを開催する可能性がある」
「例年は休みとなっている8月のレース実施も含め、9月上旬まで追加で欧州ラウンドを行なうスケジュールをまとめる段階に来ている」
「9月、10月、11月にユーラシア大陸、アジアそしてアメリカでレースを行ない、その後12月にバーレーンとアブダビでフィニッシュを迎える予定だ」
「我々は15〜18レースを開催することを望んでいる。カレンダー序盤は無観客のレースとなることを予想しているが、後半はファンが参加できるようになることを願っている」
またキャリーCEOは、現時点では今季のチャンピオンシップが年をまたいだ2021年に終了を迎える計画ではないものの、そうなる可能性はまだあると語っている。
「我々は年末年始は長い休みを取るつもりで、その期間にレースをすることはないだろう。しかし我々が休むためには、プロモーターや関係者と協力する必要がある」
「それは我々が話し合い検討したものでもある。我々の目標は当初の予定から数週間遅れ、ホリデーウィーク前の12月中旬に終えることだ」
そしてキャリーCEOは2021年シーズンの開催カレンダーについては、通常通りに戻ると自信を持っている。
「目標は2021年シーズンを1月に計画していたようにすることだ。ただ最終的には我々はリニューアルを実施する必要があるし、ファンや株主、ビジネスにプラスとなるいくつかの新しいレースを行なうことについても話し合いが進行中だ」
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