F1のCEO、フェラーリからの批判に反論「F1をNASCARにするつもりはない」

シェア
コメント
F1のCEO、フェラーリからの批判に反論「F1をNASCARにするつもりはない」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2017/11/10 1:15

F1のCEOは、フェラーリからのエンジンコンセプト案の批判に対し、F1を"NASCARのようにしたい"訳ではないと反論した。

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、フェラーリからの2021年のエンジンコンセプト案に対する批判を受け、F1を"NASCAR"のように変えたいわけではないと反論している。

 フェラーリの会長であるセルジオ・マルキオンネは、2021年以降のF1パワーユニットコンセプト案に対し、チームの独自性が持てないと批判。さらにフェラーリにとって有益なプラットフォームが提供されなかった場合、F1を撤退することを示唆し、"NASCARを世界中でやりたいとは思わない"と主張した。

 キャリーは、F1のオーナーであるリバティ・メディアは、提案したコンセプト案でチーム間にパワーユニットとマシンの差が生まれることを望んでおり、競争はさらに激しくなると語っている。

「実際のところ、私はフェラーリと違った展望を持っているとは思わない」

 そうキャリーは語った。

「NASCARを蔑むつもりはないが、F1をNASCARにする予定もない」

「マシンの標準化を望んでいるわけではない。異なるドライバーが乗っているだけで同じ仕様のマシン20台を、サーキットで回らせることを理想としているのではない」

「F1は独自性をもっており、競争力のあるスポーツだ。その中に最先端の技術開発の場がある。我々はチームに対し独自のマシン、独自のエンジン、ユニークなシャシーを創造させる余地を残したい」

「しかし我々はチームに対し、いくつかの制約を設けることでリソースをうまく使いこなしてもらい、F1を改善したいと考えている。それがより健全なスポーツだと思う」

「他のチームよりも優れた技術や能力を開発できたチームが成功を収めることができるだろう」

 キャリーはF1にはより緊密な競争が必要であると考えており、ファンは今よりも多くの勝者がいるレースを求めていると考えているため、チームは”競争”を強化するためのレギュレーションによって利益を得ることができると主張している。

「チームが勝利のために争って欲しいと考えているが、そのチャンスを全てのチームに与えたいのだ」

「それは決してチームの均等化ではなく、F1のさらなる進化だ。我々は全チームに対し、戦うチャンスがあると感じさせたいのだ」

「スポーツは予期せぬことがつきものだ。我々はそういったスポーツを求めている」

「常に誰かだけがレースに勝利することになれば、そのスポーツは最終的に衰退する」

「F1には競争や未知的要素、素晴らしいレース結末、素晴らしいドラマが必要なのだ」

「このコンセプト案は、これを実現することでより多くの資金を集めることが可能となり、現実的にもF1に参戦する全てのチームにメリットをもたらすのだ。我々の第一優先事項は、このスポーツを我々のために、さらにチームのためにより良くすることだ」

【関連ニュース】

次の F1 ニュース
バンドーン、ブラジルでフロントウイングをアップグレード予定

前の記事

バンドーン、ブラジルでフロントウイングをアップグレード予定

次の記事

トロロッソ、PUに新エレメント投入で2台ともペナルティ確定か

トロロッソ、PUに新エレメント投入で2台ともペナルティ確定か
Load comments

この記事について

シリーズ F1
チーム フェラーリ 発売中
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース