F1は”アクティブ”コクピット保護システムを検討へ

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F1は”アクティブ”コクピット保護システムを検討へ
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2016/07/29 10:44

F1は”アクティブ”なコクピット保護システムのアイデアを検討するという。

Red Bull Halo concept
Kimi Raikkonen, Ferrari SF16-H running the Halo cockpit cover locks up under braking
The Halo cockpit cover used on the Ferrari SF16-H
Ferrari SF16-H with Halo cockpit cover
Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H running the Halo cockpit cover
Pierre Gasly, Red Bull Racing RB12 Test Driver running the Halo cockpit cover
Pierre Gasly, Red Bull Racing RB12 Test Driver running the Halo cockpit cover
Pierre Gasly, Red Bull Racing RB12 Test Driver running the Halo cockpit cover

 F1ストラテジーグループは、木曜日にジュネーブで行われた2時間にわたる会合の結果、来季ハロを導入することに対して反対することを決めた。そして、2018年に向けてより良い形のコクピット保護システムを導入する計画が進行中である。

 この新しいシステムは、ハロを洗練したバージョン、もしくはレッドブルが推進していたエアロスクリーンに似た、キャノピー型のシステムになるものとみられていた。

 しかし情報源によれば、チーム間で予備的に議論されているアイデアのひとつに、”アクティブ”コクピット保護システムがあるという。このシステムは今後数年かけて開発が行われ、長期的な観点でより理想的なソリューションを提供することを目指すという。

 このアイデアは、フィンもしくは類似の構造物が、マシンの構造内に設定される。そしてクルマが正常の走行している場合、それが外部から見えることはないという。

 しかし、最新の検出技術を搭載することにより、ドライバーの頭部に損傷が及ぶ可能性があった場合、フィンがコクピット前方に飛び出し、ドライバーを保護するという。

 このシステムは、ドライバーに対して優れたコクピット保護システムを提供するとともに、マシンの美的外観を損なうことがないという、ふたつのメリットをもたらすことが期待されている。

 なお、ドライバーを保護するフィンは、誤ってレース中に作動した際にもドライバーの視界を妨げることがないような設計にすることが求められる。

 また検知システムは、近年自動車メーカーが熱心に取り組んでいる自動運転システムに使われる、前方の道路を検知する技術が役立つだろう。これをF1に応用するためには、その速度域が一般的な自動車よりも非常に高いということが、唯一の難しい側面だと言うことができよう。

ハロをスパで再テストか?

 ”アクティブ”コクピット保護システムは、現時点ではまだアイデアの段階であり、実現までにはまだ数年を要すると見られる。そのため、2018年に導入されるシステムは、ハロもしくはキャノピーが未だに可能性の高い解決策のままである。

 F1ストラテジー・グループは、フリー走行で実際にハロが取り付けられたマシンをドライブしたふたりのドライバーが、その視認性について懸念を表明していたことを理解している。

 そのうちひとりのドライバーは、センターピラーが視覚の中央部を妨げるとして、窮屈さを感じたと報告している。そのため、今季後半もしくは来季序盤のフリー走行で、すべてのドライバーがハロをテストすることになりそうだ。

 まずはベルギーもしくはイタリアGPで、広範囲のテストが行われると予想されている。そして視認性への懸念を確認するため、ドライバーから幅広い意見を集めると言う。

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース